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 2013年 山歩きの記録                        yamayama.s.
 10月5日 オボコンべ山 (595b)          

勘違いの始まり

周辺の沢はナメが多く 似たような渓相

オボコンべ登山口

倒木が沢を塞ぐ

マンモスからオボコンべ

本砂金川に出合う 右の藪へ

【日程】 10月5日 天候:曇り
【山域】 宮城県 オボコンべ山
【ルート】 登山口より周回ルート
【行動時間】 2時間15分+ 累積標高差約310b+110b
        移動距離約4.6`+1.8` +はミスコース分

 不忘山方面を考えていたのだが、登山口に着くと小雨模様だったので予定を変更。もう少し北で標高の低いオボコンべ山なら天候の崩れも少ないだろうと予想。

 オボコンべ山に来たのは随分と前の事で登山口への道のりも良く覚えてない。自信なげな感じで本砂金川沿いの林道を行き止まりまで行ってUターン。小屋の前に車を停めて出発準備。以前来た時はこのような建物は無かったはずだが。?

 時間を気にしつつ朽ちかけて傾いた橋を渡り支流の沢沿いに進行。でも、前に来た時は橋は無かったような気も。でも、見覚えのある滑床を見せる沢は記憶にあるし。GPSに付近の山の山名記載も無いので何となく要領を得ないが、取りあえず沢沿いに詰めて行く事に。

 沢床は少しヌメリがあるので、傾斜があるところではスリップに注意しながらの歩き。それらしき二俣には尾根に上がる踏み跡も目印も無く、更に本流を詰めると、その先には傾斜のあるスラブの姿が見えた。尾根までは100b程の標高差だし、薄い藪を見せる支尾根を伝って主尾根に出れば目指すピークは遠くない雰囲気はある。

 天候が下り坂なのが不安材料だし、ここは一旦沢を下り往路を戻る事にする。少し下流にオボコンべ山登山口の標はあったのだが、周回路の下山口と勘違いしたのが間違いの元だった。駐車地点まで戻り、車で正規の登山口まで移動。ここまで一時間ほどのミスコース

 12時40分、登山口より再スタート。水道専用の橋の下を飛び石伝いに対岸へ。見覚えのあるナメを見せる沢を気持ち良く進行。少し行くと倒木が沢を塞いでいて沢通しには進めない箇所が幾つかある。要所にはしっかりと踏まれた巻道があって問題は無し。踏み跡と言うよりも登山道と言った感じで歩きやすい道が続く。滑床も良いのでなるべくナメを辿ってみる事に。

 支流沿いに分かれる踏み跡を横目に本流を辿ると、尾根の末端に登山道があった。手がかり足がかり十分な急斜面を気持ち良く直登すると間もなく傾斜も緩んでくる。天気予報通りに雨が降り始めた。尾根に上がり桐ノ目山への分岐を見送りオボコンべへ。尾根の先には姿の良いオボコンべ山が確認できる箇所も。

 濡れて滑りやすいマンモス岩で眺めを楽しみオボコンべのピークへ。雨は止んでも雲は低く遠望は利かないが、桐ノ目山や三森山は確認できる。13時45分、オボコンべ山山頂。

 やっと着いたオボコンべ、やれやれ。眺めながら、ミスコースした沢から桐ノ目山の鞍部に出てオボコンべへの縦走も時間があれば面白いと思われるので、次回の課題にでも。往路は戻らない事にして周回コースの急な斜面を下り、間もなく広い尾根上へ。樹林帯は問題は無いが、ススキに道が隠れる所は進路に注意したい。420b付近で道が折れる所で踏み跡に誘われて直進してしまい沢へと下り始めた。気が付いていたが、ここは戻らずに下り続けてみる

 踏み跡があると言う事はミスコースする人も多いと言う事か。尾根が沢に吸収されて沢床が見えて来て間もなく、急な斜面から沢床へ。水流の涸れた滑床の沢は少し滑りやすいので注意。傾斜が出てきたら面倒な感じ。後で調べたら右岸の尾根側を登山道が巻き下っていた。

 垂れ下がる倒木の枝等を利用しながら慎重に下ると滝の音が聞こえてきた。屈曲する沢中を嫌な感じで進むと間もなく本砂金川に合流。川を上流へ移動すると前進できなくなり、右手の車道へと藪漕ぎ開始。車道に出て良く見ると、100b程下流側に下山口があった。

 後は車道を歩いて登山口へと。14時55分、出発地点戻り。

 車に乗って走り出すと、指の付け根にゴミが付いていた。つまんでも粘って取れないので爪で剥がして、ポイ。その後は出血が止まらなかったので山ヒルだったと思われる。時期的に以降は少なくなると思われますが、気持ちの良いものでは無い。です