雪が深くなってきた
林道700b付近
ラッセルに沈む 800b付近
Uターンした尾根の辺り
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【日程】 2月24日 天候:雪
【山域】 福島県 萬歳楽山 (915b)
【ルート】 最終民家付近より萬歳楽山800bまで
【行動時間】 4時間35分 累積標高差約580b
移動距離約11.2`
半田山北登山口へと至る林道を辿り、最終の民家を過ぎると雪は一段と深くなり車は前に進めない。少し戻って駐車。スノーシューで歩き出す、12時25分。
道沿いの積雪は例年並みと思われるが、新雪は意外と深い印象。消えかけたスノーモービルのトレースが確認できる。思ったよりも雪が有るのでスキーも用意してくればと反省。出発時間は遅れ気味。萬歳楽山から半田山へと周回コースも考えているが、これも条件次第と言ったところで流動的。
間もなく林道の分岐に到着。この先、半田山から尾根を辿って萬歳楽山か、林道を辿って登山口から萬歳楽山かと迷うが、道形を外れると思いの外に雪は深いので林道を辿る事に。モービルが固めた雪面には浅く雪が積もりラッセルは無いものの、ジグを切って尾根へと至る道は結構な距離があり、林道歩きは長い。
それでも次第に雪は深くなり、天候も風雪気味となり視界は不良。モービルは途中でUターンしたようで、その先のラッセルが深い。膝ぐらいの深さが続き道形も次第に消えてゆく。町営牧場の一角に出ると白い斜面が広がり風雪もきつくなる。GPSを出すと電池レベルは1/2程度だった。充電するのを忘れてしまい引出しにあった電池を適当に入れてきたのだが、アルカリ電池でも安物か古物だったか。
登山口付近を通過して夏道へ。道は何となく判るのだが傾斜が出てきて間もなくで見失う。県境を辿れば山頂へと至るものの、肝心のGPSはダウン寸前。こんな急な斜面があったかなと思う程に体は沈み、シューのキックは甘くなり時おり体が雪に沈む登り。吾妻の稜線の登りと変わらない雰囲気。
尾根を越す辺り、低い雪庇が連なる所でGPSを出すと反応は無くすでに死んでいた。予備の電池を出しての交換作業も風雪気味でうまく行かず、内部に雪が入り込むので機械的に不安な感じ。尾根800bに出た所で戻る事にする、15時20分。
時間的には日没前に戻るポイントだし、低山としては予想以上の積雪だから仕方無しか。随分と指先が冷たいと思ったら気温は−13度。小型のシューなので傾斜のある下りは楽で、スキーのようにコントロール性は良いのだが、当然スピードは出ない。トレースは一部消えていても明確な樹林帯等もありGPSの必要性は無い。
それにしても往路の戻りでも歩きが長い。林道のショートカットを使える所は少ないし。下るにつれて雪の降りは激しくなるばかり。17時、出発地点戻り。
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