八海山神社
釈迦ヶ岳山頂 奥に釈迦像の頭
西平岳山頂より釈迦のピーク
西平岳より鶏頂山
釈迦ヶ岳への登り
鞍部より鶏頂山
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【日程】 11月4日 天候:晴れ
【山域】 高原山 釈迦ヶ岳 (1794b)
【ルート】 大間々より釈迦ヶ岳経由で西平岳と鶏頂山へ
【行動時間】 5時間50分 累積標高差約1550b
移動距離約16`
高原山は東北道西那須IC付近から良く見える大きな山で、以前から気になってはいた。調べてみると、高原山と言う山頂は無く釈迦ヶ岳や鶏頂山等を含めた幾つかのピークの総称と言う事らしい。前日から寒気が入り込み、東北の山は天候的に不安定な所もあるので晴れ間の期待できる高原山へと出かけて見る事にした。
前日の夜、簡単に登山口等の情報を確認していたのだが、カーナビに登山口を間違って入力してしまい(勘違い)途中で迷子になってしまった。ハンディGPSで登山口を探して大間々台の登山口にようやく到着。最近買ったカーナビはメモリータイプのせいか情報量が少なく登山口探し等の用途には向かないようだが、入力が安易に過ぎたかなと反省もある。
大間々の駐車場に車を停めて歩き出す、9時10分。GPSを片手に案内板を確認してからボチボチとスタート。平坦な砂利道歩きが長く感じてGPSを確認すると方向は合っているが次第に登山道から離れいているようだ。戻るのも面倒なので登山道方向へと斜面に取り付く。岩がごろごろ斜面なので藪漕ぎは無いが歩きやすくも無い。
100b程高度を上げると地図にない道に出て間もなく、八海山神社へと至る道に合流。祠のある八海山神社からの展望は良好で、遠くに霞む富士山が確認できた。先へ進むと矢板市最高点1590bのピークがあった。山名の無いピークを通過して、剣ヶ峰へと下り始めると日影の道には薄く積雪がありスリップに注意しての歩き。分岐の先に剣ヶ峰のピークがあるようだが樹林の中の剣ヶ峰には寄らずに釈迦ヶ岳へと進行。
緩いアップダウンを快適に越して行くと次第に傾斜も増して来る。木々の枝先に付いた霧氷を鑑賞しつつ、薄雪で白くなった道を慎重に登って行く。尾根通しの直登コースなので固定ロープのある急な箇所もある。傾斜が緩んで来ると山頂も近い雰囲気。10時50分、釈迦ヶ岳山頂。
小広い山頂は大勢のの登山者で賑やか。南へ延びる稜線の先に西平岳のピークを確認。西平岳方向へと下り出すと南側の展望が広がり土上平牧場方向への分岐と出合う。直進して笹原の急な斜面を鞍部方向へと下り出す。次第に中岳が高くなる。鞍部から樹林帯を登って行くと中岳の上部は岩と木の根が絡みあい、雪も少々あって歩きにくい。高原山神社と書かれた小さな祠のあるピークを通過。
次の鞍部からザレた斜面を少し登ると樹林の中に山頂の標があった。西平岳、11時30分。鞍部まで戻り笹原の陽だまりで一息。対岸の鶏頂山が大きく日光の山々の眺めも宜しい。会津駒や白根山の頭の白さに目を引かれる。中岳まで戻り下り出すと登山者の声がしたのだが姿は見えず。鞍部近くまで来ると釈迦ヶ岳の眺めが良いのだが登山者の姿は無し。彼らはどこに行ってしまったのか。木々の葉が落ちると物音が通りやすくはなるが。
笹原の急な斜面は道が良いせいか意外と快適な登り。先程よりは人の少ない釈迦ヶ岳山頂、12時5分。時間が気になるが予定通りに鶏頂山へ向かってみる事に。往路を下り傾斜が出て来る辺りに分岐があり、左に折れて鶏頂山へ。急坂の下り道は雪が踏まれていていかにも滑りそうな気配で、慎重に通過。釈迦と鶏頂の間には御嶽山と言う低いピークがあり、その先に地図上の危険マークがあるが、現在は崩壊地を避けた道が作られていて普通に歩ける。
鶏頂山への登路は意外と普通な山道で通過もスムーズ。鶏頂山山頂、12時45分。鶏頂山神社の先に山頂の標があり釈迦ヶ岳から西平岳の稜線と日光方面の眺めが良い。中高年登山者で混雑していたので写真だけ撮り往路を戻る事に。見下ろす野沢源流域の斜面は急峻な箇所もあり眺めは良い。
釈迦の分岐まで戻り、登って来たのと同じような感じの道を剣ヶ峰方向へと下る。この辺りは下りも登りも時間的に変わらないペースと思う。傾斜も落ち着くと後は歩きやすい道が続き快適進行。矢板市最高点を通過すれば後は下る一方で、八海山神社の分岐からは林間コースを選択。確かに樹林の中で展望の得られない道のり。沢形を越すと平坦な道となり左手の土塁跡沿いに歩いて駐車場へと戻った。15時、出発地点戻り。
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