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 2012年 山歩きの記録                        yamayama.s.
 5月6日 蔵王連峰 後烏帽子岳 (1681b)          

小阿寺沢横断ポイント

後烏帽子岳と屏風岳

残雪豊富な稜線

後烏帽子岳山頂

鞍部付近より前烏帽子岳

【日程】 5月6日 天候:晴れ
【山域】 蔵王連峰 後烏帽子岳 1681b
【ルート】 登山口より山頂往復
【行動時間】 4時間20分 標高差約1070b
        移動距離約9.5`

 午後から天気が崩れる予報なので、不忘山辺りでの半日登山を考えていた。硯石から不忘山を目指そうと登山口に車を停めてみたが、どうも気が向かないと言うか、体が重いと言うか。しばらく思案。  

 昨日行った青麻山では昼飯抜きで済まし、夕食もレタス一個とソーセージにお酒で何となく満腹感で〆。今日の朝は軽くあ茶漬けサラサラ。 体重が大分増えてしまったので食事は控え目していたのだが、その反動か体が重い感じ。

 後烏帽子岳に予定変更として、えぼしスキー場方向へと車を走らせる。小阿寺沢の登山口に着いて出発準備。9時30分、歩き出す。

 現状の天候は晴れ、昼前には下り出す予定なのでカッパは置いて行く事に。道には倒木や落ちた枝が散乱している所もあり、あまり歩きやすくは無い。小阿寺沢は増水傾向で、通常は飛び石で簡単に渡れるのだが。しばし観察。手頃な杖を見つけて慎重に行くと問題無く渡れた。

 段丘に上がり尾根道を辿るようになると傾斜も出て来るのだが、体が重い感じで力が入らない。早くも腰を下ろして一休み。面倒なので今日も昼飯は用意しなかった。一個だけあるウィダーを飲むと何となく落ち着く気分。やはりシャリばてみたい。あとはエネルギー補給は出来ない(無い)ので歩き出す。多めに休んだので少しは気分も軽い

 1100b付近より残雪が現れる。所々に目印のテープがあるので大まかな検討は付く。時おりGPSでの確認作業もあり進行のペースは遅い。ルーファイ中は休めるので体は楽できる。夏道の分岐付近より残雪も増えて目印は当てにできない。前烏帽子岳までは雪が続くが、斜上するルートで尾根も明瞭では無くGPSで小まめに進路修正。

 藪に囲まれた山頂を迂回して夏道側から山頂へ。11時30分、前烏帽子岳山頂。西風が冷たく雲の流れも速い。タイミング的には下山だろうが後烏帽子を目指してみる。ゆるく鞍部へと下るまでは灌木をさけてジグザグ進路。鞍部付近は夏道を歩けた。山頂までは残雪豊富で、キックステップも軽く決まって快適。尾根上を辿るだけなのでGPSも出番が無い。

 傾斜が次第に緩むと山頂は近いが、スキー場へと下る分岐は判らなかった。目印のテープは見たが、下りのルートには自信が無いので、ここは往路を戻るのが正解か。12時10分、後烏帽子岳山頂。大粒の雨が降り出し、風も一段と強い。体温が一気に下がるので、写真だけ撮り引き返す。

 近くで雷鳴が響き雹(アラレの様でもある)が降り出した。ずぶ濡れで眼鏡もサングラスも曇り、GPSの画面は拭いても不鮮明。取りあえずサングラスは外そう。自身のトレースはあてに出来ない。雷はヤバイがこの際無視、落ち着いてルーファイ。案の定、気が付くと別な尾根に向かっていたので登り返す。

 鞍部付近は雪が豊富でサクサクと快適下り。風は弱くなってきたが、雷は相変わらず。前烏帽子岳の直下を通過、この先の進路に注意しないと藪漕ぎにはまってしまう。夏道の分岐付近、雪が切れる箇所で夏道探して藪漕ぎ小々。雪が消えれば後は登山道を辿るだけなので気楽になる。

 小阿寺沢横断箇所は先程よりさらに増水傾向に感じる。足を濡らしても登山口は近いので気楽に行こう。拾った杖が水流に押されてバランスを崩して腰まで水の中。やはり増水していた様です。風と雨は一段と強くなり、これ以上の濡れは無いので問題は無い。問題は下山してからのずぶ濡れ装備と体の始末。段取りを考えつつ登山口へと。13時50分、出発地点戻り。