山頂より猪苗代湖方向
山頂より飯豊山方向
櫛ヶ峰と吾妻安達太良方向
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【日程】 5月3日 天候:晴れ
【山域】 会津 磐梯山 (1819b)
【ルート】 リゾートスキー場→翁島コース→山頂→往複
【データ】 標高差約1000b 移動距離約5.8`
行動時間2時間50分
8時55分、翁島登山口より歩き出す。薄曇の天候もあり猪苗代湖や遠くの山並みは霞んで見えるが、目指す山頂方向の眺めは良好。リゾートスキー場のゲレンデには部分的に残雪が見られる。今が捕り頃のフキノトウも今年は原発事故の影響か取る人影は見られない。
この先は残雪が予想されるし、久し振りの山歩きなのでペースは抑え目の心がけ。歩いても足の上げが重く感じる。高度を上げるとやがて道は残雪に隠れ、雪渓歩きのような雰囲気となる。緩んだ雪にキックを蹴り込みつつ進行。単独の先行者の踏み跡がある。
傾斜もあるのでストックかピッケルがあれば有効であろうが、今のところは雪質もあり特に問題は無い。キックステップでの登行にペースはガックリと落ち、歩きのペースも崩れて疲労感が出てくる。固定ロープがある辺りも残雪豊富でロープは雪の下。ここはキックを蹴り込み慎重に通過。雪が固いと藪伝いに登るしかないだろう。
この先は残雪も消えて歩きやすくなるはずだが、笹と灌木がカブリ気味なせいか一向にピッチは上がらない。休み休みで進行。天狗岩付近は吹く風が心地よい。早くも単独の先行者が下ってきた。上部は部分的に残雪があるが、南斜面のせいか全体に雪解けは早い印象。
10時35分、磐梯山山頂。360度の展望を楽しみ、真新しい三角点の横でゆっくりする事に。ひときわ白い飯豊連峰に目が引かれる。次第に体も冷えてきたので往路を下る事にする。道がまだ安定していない事もありゆっくりペースを心がける。
先程の固定ロープがある所で単独者がアイゼンを外していた。元気付けの積りで、ここで中間点だよと言ったらひどく落胆した様子で逆効果だった模様です。ワンポイントだが、滑ると痛い目に合うので慎重に通過。後は適度な傾斜で残雪の続く快適な下り。雪が消えると下る楽しみも消える。下るに連れて気温は上がり風も無い。
11時45分、出発地点に戻り。振り返ると山頂方向にパラグライダーが一つ、静止している様に浮んで見えた。
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