◆K2ダークサイド 174
3サイズ〈156−128−144〉
1/2 2100g 10年12月購入
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元はK2の試乗板で金具はテレ用のコブラがついていたが、山用と言う事でTLTスピードに替えてみた。シールはアセンションのテールクリップ式で、同社で最太の140oを使用。明確なロッカー(そり)が板の真ん中あたりから入っていて板の後半は普通な板と変わらない構造が面白い。人気のあるポンツーンより新雪でテールが沈まない高速系に感じたが、実際乗って見ると印象通りで走らせて何ぼの板でした。横のスタンスを意識しないと板がクロスする時もある。速度に乗ればどんな深雪でもミズスマシのように滑走できる。低速でのボーゲン滑りはコツが要ると言うか、やめたほうが無難。
板が固く安定しているせいか深い吹溜りに突っ込んでも軽量金具は意外と安定した挙動。シールは抵抗があり重量ともに重いが、雪が深ければほとんどの傾斜を直登できる。余裕があれば抵抗の少ないスプリット型のシールと使い分けしたいと考えている。板の重さはサイズ的には軽いと思う。R=24は参考値 重量カタログ値 |
◆BDドリフト 166
3サイズ〈134−100−121〉
1/2 1560g 10年11月購入
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今まで活躍したリリックのシールも限界なので、代替として山スキーで主に使う事を前提に購入。軽さと太さが選択の重点項目で、滑りに関しては以前のリリックと似ている。滑ってみて、BDの製品らしく全体のバランスが良いがこれと言った光る部分の無い地味系な印象もある。もっと軽いレディースモデルもあったがフレックスの問題もありドリフトに落ち着いた。滑ってみて、軽く踏むと板のしなりが無い、しかし踏み込むと一気に板がしなるのは軽量桐材にカーボン補強を入れた功罪か。全体に柔らかいフレックスで乗り手を選ばない。浮きと走りも及第点でオールラウンドに使える。調子が良いのでスキー場滑走もほぼこの板で通した。
歩きも軽快だが、シールがアセンションなので抵抗があり、シールでの滑走性は期待できない。ダークサイドと同じBD製でもこちらはカットの楽なプレカット品で依頼した。なぜかこちらの方が糊が幾分弱く次年度も使うとすると問題かも。金具はTLTスピードで靴はスカルパF1、F1用にプレートを入れた。 R=20 重量カタログ値 |
◆K2ペイバック 146
3サイズ〈129−92−115〉
1/2 1560g 09年12月購入 |
ゲレも楽しく滑れる短い板が欲しかったが、基本山用なので軽さも考慮。K2らしく走りも浮きも良く乗って楽しいが、テレ用にも対応のせいかテールの腰砕け感が気になる。一年乗ったら全体にくたびれ感もあり今シーズンは新板のドリフトの出番が多い。ペイバックはサイズ的にも春山用ではある。K2のこのシリーズは全体に評価が高いのだが、重量と価格を較べるとBDの新シリーズに心引かれてしまう、かも。
シールはグライドライトのモヘアピュアで金具はTLTスピード。モヘアのシールはソコソコの登坂力があるし、何より抵抗が軽く歩いても滑っても軽快そのもので好感が持てる。問題は糊の耐久性とコンパクトゆえのシール地の薄さか。シーズン後に糊を張り替えた。靴はF1に合わせたがプレートは入れていない R=16 重量カタログ値 |
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