夏道を辿る 登りのトレース
半田山の山頂
良い斜面は終わるのも早い
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【日程】 1月16日 天候:晴れ
【山域】 半田山
【ルート】 北半田の林道300b付近より山頂を往複
【装備】 ポケロケ165+G3+シール(BD.glidelite)
靴:スカルパT2
【データ】 滑降高度約560b 移動距離約6.5`
行動時間2時間15分
空き時間を利用して近くの半田山へと山スキーに出かけてみた。吾妻方面は厚い雲に隠れているが、半田山のある宮城との県境方向は晴れている。半田沼へと伸びるいつもの林道を進み、最終の民家を過ぎた付近から先は除雪も終わり積雪も増えてくる。
この辺りからシールで登れない事も無いが、雪が少ないのでもう少し奥まで車で入ってみる。どうもUターンできる良いポイントが無い。カーブから分岐する枝道を利用して方向転換しようとしたら雪が思ったより深く、フォレスターは見事に亀になってしまった。スコップで掘り出そうとしたら、無い、スコップが。
スキーの板で雪を掻いてみるが効率が悪い。ここで作戦変更。雪に埋もれたタイヤに何とかチェーンを巻きつけて脱出を試みる。最初が肝心、三度目は無い。エクストラローからそろりと脱出に成功。やれやれ。小一時間も遊んでしまった。こんな時はデフロックがあれば心強いのだが、フォレスターには望めない。(無い)
時間もあるので、車内で少し休んでから出発準備。13時、シールで歩き出す。気温は−2度。モービルがならした雪面には薄く新雪が積もり歩きやすいが、軽快なTLTと較べると林道歩きは踵の上げが重い。道具の慣れの問題もある。間もなく登山口に出合い夏道を辿ってみる。道形は何となく判る。
この先アップダウンがあるのでクライムサポートは使わない。日の当る斜面は雪も少なく、登りは良くても下りが問題な雰囲気。登るにつれて積雪も順調に増えてきて歩きやすくなってくる。部分的な急な斜面もシールのグリップでほとんど直登できるが、方向転換はTLTのようにはいかず、基本通りのキックターンとなる場面もある。
山頂が近くなり、傾斜が緩んでくると単独登山者の下りトレースと出合う。トレースは万歳楽山方向へと下っていた。14時45分、半田山山頂。風があり寒く感じるので、写真だけ撮り滑降の準備。滑り出しは傾斜が緩いので推進を交えてトレースを辿る。傾斜が出てくると自在なターンを楽しめるようになる。古いポケロケは手入れもしていないが、板は相変わらず良く走り軽快そのもの。
登山口近くの雪が薄い斜面は板を横にすると地面が露出するが、これは毎度の事で諦めるしかない。浅い雪に隠れた木の切り株に板のトップがぶつかり見事に転倒。やれやれ。林道に出ても板は良く走る。駐車地点まで滑って終了、15時15分。 |
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