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 2009年 山歩きの記録                        yamayama.s.
 9月14日 横向温泉から安達太良山 (1699b)     

鬼面山

箕輪山

鉄山から安達太良山方向

船明神方向

障子ヶ岩から鉄山と沼ノ平

湯の花採取場付近

胎内岩付近から安達太良山方向

箕輪山より鬼面山と東吾妻

【日程】 9月14日 天候:晴れ
【山域】 安達太良連峰 安達太良山
【ルート】 横向温泉→安達太良山→硫黄川→箕輪山→戻り
【行動時間】 6時間10分
【データ】 登高高度約1550b 移動距離約19`

 体調は相変わらず良くないので近くの安達太良山で無理の無い感じで山歩きを楽しんでみる事にした。出だしがゆっくりだったので、横向温泉の登山口近くの駐車ポイントに着いたのはそれなりの時間となってしまった。

 駐車場に車を停めて歩き出す、10時50分。登山口はこの先のヘアピンカーブの奥にあるが、目の前の立派なコンクリート製の階段が近道に思えたので階段を登ってみる。その先の道は藪気味だった。最後に藪を少し漕ぐと予想通りに登山口に出ることができた。

 ここから旧土湯峠に至る道は整備されて快適な道だが、風が無い上に陽射しは強く汗が流れる。稜線付近には夏を思わせるような白い雲がゆっくりと流れていた。前回来たときとは逆方向の歩きとなる。ハクサンフウロの群落は今日はちらほらと見られる程度。平日にもかかわらず野地温泉からと思われる登山者が多めで、抜いたり抜かれたり写真を撮ったり。気楽に

 鬼面山の山頂を通過して箕輪山との緩い鞍部付近までくると道沿いにリンドウが多数見られるようになる。花が少し開き紫の濃淡のグラデーションが美しく、よく見ると個体ごとに形と色合いが異なるのも面白く、観賞したりしていると足の運びも停滞気味となる。

 余裕があれば胎内岩から硫黄川へ下り、さらに安達太良山経由で湯川沿いに下って箕輪山へと登り返すジグザグコースを取る積りだったが、ここまでは多少スローペース気味なのと、出発時間の問題もあり‥ さてどうするか。夜間行動も悪くない気もするが。

 あいかわらす滑り易い道を辿り箕輪山の山頂へと進む。笹に覆われた道から抜け出すと開放感のある山頂は目の前。箕輪山山頂、12時20分。登山口には駐車車両で一杯だったが山頂に人の気配は無い。一個だけ持ってきたパンを食べると残りはウィダーが一つだけ。今日は妙に空腹感がある。緩く下ってから鉄山方向へ。雪のある時期と山の形は一緒のはずだが、まったく別の山に感じてしまい、時空間のパラドックスにはまり軽いめまいを感じる。少しやばいかな

 避難小屋から先は歩きやすい緩い稜線歩きが続き、安達太良の山頂までは快調&快適で周囲の眺めも良い。雲はあるが、郡山や会津若松方面も確認できる。13時15分、安達太良山山頂。登山者は多数見かけたが山頂には自分一人。いつもの眺めを楽しんでから船明神へと進行。硫黄川へと下り鉄山避難小屋へと歩く予定。無理の無い計画へと変更。

 障子ヶ岩までは快適すぎる程の道。ここで展望を楽しみ一休み。青空と白い雲、爽やかな空気。リンドウは相変わらず見られるが見飽きる事も無い。刈払いされた道を下り、分岐から硫黄川へと下ると、沢風呂では二名のお客様が入浴中だった。沢に降りて湯加減をみると、丁度いいあんばいでした。先がまだあるので風呂は諦める、14時25分

 胎内岩へと進行して沢を離れる辺りで少し休憩タイム。岩の上で大の字なるともう動きたくない気分。沢の水は冷たいが硫黄の味がする。胎内岩への登りのペースは遅い。胎内岩から避難小屋へは時間的に近い。避難小屋から笹平に下り箕輪山へ。16時15分、箕輪山山頂。水筒の水を飲み干してから箕輪スキー場へと下り出す。道の整備状態のせいか傾斜の違いか、北面の道とは違い歩きやすい。泥道部分は同様に滑るが。

 ゲレンデのリフトが見えてくるとブナ林となり道は次第に歩きやすくなり雰囲気も良くなる。登山口近くまで下ると横向温泉へと下る分岐がある。踏み跡程度にも見えるが、最後は藪を覚悟で入ってみる。道を戻っても時間はたいした事は無い。木々の背が高く深い森の中、道形は意外としっかりついていた。間もなく車道に出ると横向温泉(マウント磐梯)の前だった。

 温泉前の引き水とお湯を軽く浴びてから駐車地点へと戻った、17時