横断ポイントより権現沢上流方向
大日向の分岐付近で
水引入道山頂付近
不忘付近から見上げる稜線は回復傾向
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【日程】 9月10日 天候:曇り
【山域】 蔵王連峰 水引入道
【ルート】 白石スキー場→水引入道→水引入道登山口→戻り
【行動時間】 2時間55分
【データ】 標高差約850b 移動距離約10`
体調もあり今日は山に出かける予定では無かったのだが、朝からの好天に誘われるように心変わり、身軽な感じで蔵王方面へと出かけて見る事にした。白石スキー場から水引入道と不忘山を経由して戻る周回コースを歩く予定だったが、山麓から見上げる主稜線は意外にも灰色の厚い雲に隠れていた。
白石スーキー場の駐車場より歩き出す、9時50分。ゲレンデ内の作業道を歩いてから登山道へ。道は少し湿っぽいが概ね歩きやすい。最近は道も良く踏まれているような気もするが、気のせいか。コガ沢の右岸の道を辿り、小さなアップダウンを繰り返してゆるく高度を上げて行く。沢床に降りるとGPSは衛星をロストして軌跡が切れてしまった。
権現沢の横断ポイント付近の支沢では釣り人が二人会話に夢中になっていた。邪魔するのも気が引けたので声は掛けなかったが、魚がいるのか。問題なく沢を渡ると急傾斜の登りとなり高度を稼げるようになる。暫らく歩いていなかったので足上げがチト辛い。
稜線方向の雲の流れ速い。気温が一気に下がり半袖Tシャツだと汗もかかない。カッパは置いてきたので稜線歩きは無理な感じ。やがて傾斜が落ち、道の分岐付近までくると冷たく重い感じの強風が吹き抜けていた。残暑に慣れた体のせいか、体温は下がり手先が冷えてしびれてきた。風の強さには波があり、耐風姿勢で合い間を見ながら弱くなった時に早足で歩いてみる。
11時30分、水引入道の山頂。何も無い山頂を後に引き返す事にする。寒くて鼻水が止まらんし。分岐からは左折してジャンボリーコースへと進行、同じ道を歩くのも気が向かない。灌木帯に入ると風は弱くなるが、逃げ足モードでどんどん下る。作業着姿の犬連れの登山者達とすれ違うが、お調子物(おバカ)のリトリバーに吼えられるのは気分の良いものでは無い。
冷たい風に叩かれたせいかどうか、気合が入り下り足も速くなる。条件が悪い時の方がやる気が出るのが登山かも知れない。木々の背が高くなるとゆるい下り道となり、柔らかな木漏れ日が心地よい。ほぼ平坦な道となると登山口も近い。林道に出てから30分弱の歩きでスキー場の駐車場へと戻った、12時45分。
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