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 2009年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 4月7日 吾妻連峰 西大巓と大早稲沢山  

西大巓中ノ沢の斜面

山頂付近より東鉢山方向

馬場谷地

大早稲沢山より 西大巓

百貫清水

  半日の予定で西大巓方面へと出かけてみた。雪等の条件と、現場の雰囲気次第では気軽に成り行き任せで滑ってみようかなと。

【日程】 4月7日 天候:晴れ
【山域】 吾妻連峰 西大巓 (1981b)
【ルート】 グランデコ→西大巓→馬場谷地→大早稲沢山
【装備】 板:BDリリック163 金具:TLTスピード
      靴:TLT4PROツアーライトテック
【データ】 滑降高度約1600b 移動距離約14`
       行動時間4時間35分

 11時、グランデコの第三リフトを降り、ゲレンデトップから西大巓山頂を目指してシールで歩き出す。青空が広がり風は無く気温は高い。湿った重い新雪(?)が薄く積もっているが、シールの利きは良く案外と歩きやすい。シューやスキーの古いトレースが多数あり山頂までは迷う事も無い人気のエリア。山頂近くでは先行していた単独の山スキーヤーが休んでいた。後は出会う人も無い静かな山行。

  西大巓山頂、11時45分。場所にもよるが気温は7度前後。雪面に大の字になると冷たくて心地よい。さて、中ノ沢の白い斜面の良い所だけ滑る事にして滑降の準備。暖かであくびが出る。フラットな斜面を無難なミドルターンで快適に落ちる。雪は重いが雪質は良くロングで飛ばしても良さそうだが、終点はすぐだった。さらに沢筋に降りても良いが、シールで山頂に戻る事にする。

 斜面をほぼ直登して再び山頂へ。暫らくぶりに馬場谷地へと行ってみよう。12時15分、山頂発。山頂付近は木が混んでいるが、次第に滑りやすくなってくる。なぜか西側斜面の方が雪が重くて板の操作にもリキが入る。ほぼ県境沿いに下り、傾斜が緩んでくると馬場谷地は近い。谷地の小広い雪原に出て滑降終了、12時35分

 ここから早稲沢に下り、周回してスキー場に戻ると充実するなと、ふと思う。以前に計画した事もあったが、今回は時間が少し気になるしどうするか。往路を戻り、まだ滑った事の無い布滝上流の沢筋を滑って見る事にする。一息ついて間もなく、シールで登り返す。快適な登りだったせいか予定地点よりだいぶ上の方まで来てしまった。1850b地点から布滝上流方向へと滑り出す、13時40分

 始めは少し木が煩いが沢形が出てくると結構快適。やはり高度を上げすぎたみたいだ。下るにつれて沢は深くなってくるが、割と平凡な印象。布滝が現れる手前で広い尾根に上がり、緩い1452ピークを歩きを交えて巻き上がるようにして越す。鞍部へは短いがブナ林の中の滑りが心地よい。鞍部から大早稲沢山への登りは僅かだし、シールを貼るのも面倒なのでツボ足で目指して見ることに。

 やはり結構ズボる、考えが甘かったか。疲労感を感じる頃にようやく大早稲沢の山頂着、14時40分。西大巓方向の眺めが良い。後は小野川沿いに下り林道からスキー場に戻るつもりでいたが、滑ってみると鞍部から先の緩斜面でのスキーの滑りが悪い。名前負けの感じのする百貫清水で一息。板の走らない林道の存在をすっかり忘れていた。推進と歩きでようやくスキー場のゲレンデに出ると駐車場までは間もなく。15時35分、駐車場着。