前烏帽子より後烏帽子岳
後烏帽子山頂より熊野岳方向
ろうづめ平
雁戸山
澄川が深い
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【日程】 10月31日 天候:曇り
【山域】 蔵王連峰 後烏帽子岳
【ルート】 登山口→後烏帽子岳→股窪→登山口
【行動時間】 3時間55分
【データ】 標高差約1050b 移動距離約13.5`
半日の予定として、手軽に快適な山歩きと標高差が楽しめる後烏帽子岳へと出かけてみた。小阿寺沢左岸にある登山口の駐車スペースに車を停めて歩き出す、11時10分。
付近の紅葉は終盤の雰囲気だが、楓の葉が鮮やかに色づいているのが印象的。まずは写真を撮りながら進行。沢方向に下る踏み跡が少し気になったりする。沢を渡ると次第に傾斜が出てくる。大きな岩のまじる樹林帯の登りが長い。鈴の音も軽やかに女性の単独者が降りてきた、今日あった唯一の登山者だった。やがて傾斜が無くなると前烏帽子の山頂は近い。冷たい風が吹き抜ける前烏帽子の山頂、12時25分。ぶるっ
後烏帽子の眺めが良いが、写真だけ撮り樹林の中に逃げ込む。手が冷たい。後烏帽子は近くに見えたが、歩いてみると意外と遠い。葉の落ちた樹林の奥にスキー場のリフト降り場が近くに見えた。僅かな積雪を見ながら湿り気のある道を山頂へと歩く。後烏帽子岳山頂、12時55分。
登山口付近 |
後烏帽子岳山頂 |
眺めの良い山頂も風が冷たくて涙目状態。簡単に記念写真を撮り、急ぎ足でろうづめ平へと下る。鼻水が止まらん。熊野岳方向の稜線が白い。ろうづめ平の分岐から股窪方面へと折れる。道は緩く下り快適だが、湿っているのでスピードは抑え目に。暗い森の中にある股窪の十字路を右折、えぼしスキー場の駐車場を目指す。初めて歩く道
山腹を巻き気味に緩く下る道は思ったより歩きやすいが、だらだらの下りは単調すぎる。時おり展望が得られる所もあり、澄川や雁戸山、熊野岳方向の眺めが楽しめる。森の中から建物が現れ、スキー場の施設かと思ったら倉石ヒュッテだった。一般の利用は不可の模様なので素通り。滑の沢床を見せる沢を渡ると滝があった。白龍の滝とか、対岸からの眺めが良い優美な滑滝で、落差は20b近いか。
ろうづめ平より後烏帽子 |
白龍の滝の落ち口で |
下るにつれて紅葉が見事になり、季節が戻るような雰囲気です。良く踏まれた道を下ると間もなくスキー場のゴンドラ乗り場に出た。以前に比べて施設は利用しやすく整備され、はるか昔に来たきりだが、懐かしい。後は車道を歩き登山口へと戻るのみ。見上げる前烏帽子岳、山頂は隠れているが随分と立派に見える。15時5分、戻り。
沢の水を少し飲んだ以外は水分の補給は無かった、ほとんど汗もかかずに晩秋の爽やかな山歩きを楽しめた。 |