心字雪渓と伏拝岳
伏拝岳より河原宿小屋 月山や朝日の山並み
新山山頂 |
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笙ヶ岳と千畳ヶ原
御浜小屋付近より山頂
鳥海湖
吹浦側の河原宿
湯ノ台コースの河原宿 奥に小屋が見える
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天気予報を確認すると、鳥海方面の天気が良さそうなので鳥海山へと出かけて見る事にした。久し振りの好天を期待できそうだ。
【日程】 9月4日 天候:晴れ
【山域】 鳥海山
【ルート】 滝の小屋登山口→山頂→吹浦→笙ヶ岳→戻り
【行動時間】 9時間50分
【データ】 標高差約2100b 移動距離約26`
予定より少し遅れて滝の小屋登山口前の駐車場に着いた。朝から青空が広がり暑くなりそうな気配。標高の低い所では早くも木々の葉が色付いていたが、良く見ると枯葉のようだ。まずは軽く朝飯です。
6時10分、歩き出す。予定としては、山頂から千蛇谷を下り鳥海湖を一周して戻る計画。天候等を見ながらコースの変更も考えたい。コーヒー等の水分を多目にとったせいかお腹が揺れる、横っ腹が痛くならないように始めはゆっくり歩く。夜に降った雨のせいか石畳の凸凹道は湿っていた。はるか昔の12月、雪の無い道を兼用靴でスキー一式を背負って歩いた事を思い出す、アホな事をしていたな、なんて。
岩や石の多い道に合うように、トレールランニング用の靴(運動靴)を履いてきてみた。岩でのフリクションは良く快適でも、たまにズルリと滑る時もあるので油断はできない。天候が良いせいか登山者の姿もちらほらと見られる。道が平坦になると河原宿小屋も近い。河原宿とはネーミングもぴったり。わずかに残る雪渓の先に外輪山の稜線が見える、もう一息だ。
先が詰まってきたので早めに雪渓へと降りてみたが、あれ、コースから外れたみたい。人目を避けるように沢を詰めて登山道に合流。傾斜のある薊坂を詰めて伏拝岳山頂へ、8時。低い雲が広がっているが眺めは良い。しばし写真休憩。七高山へと歩き出す。千蛇谷へと下る分岐にエアリアマップの落し物。鳥海の地図は無いので丁度良いタイミング。無くても問題なさそうですが。七高山山頂、8時25分。
スパッツ忘れた |
見慣れた七高山山頂 |
標高差の割に時間がかかるのは平均の斜度とかもあるようだ。だれもいない山頂でゆっくりする。東北の主な山が見渡せる、白神から岩手山、朝日と目の前の新山。一旦下り新山へ。これ以上快適な岩は無い短い岩場を登ると、そこはニセの山頂。再度登り返して新山山頂着、9時5分。先着の登山者が一人、鉾立から4時間とか。矢印と落書きで下山ルートは間違えようも無い。工事中の山小屋を素通りしてカール状の千蛇谷を下る。未だに鳥海には花が豊富で、写真を撮ったりしてペースは早く無い。
千蛇谷 |
七五三掛へ |
続々と登山者が登ってくる、下る人もいる一番の人気コース。扇子森を過ぎて初めてみる鳥海湖。笙ヶ岳や付近の山並みは優美なスカイラインを描き、鳥海山の新たな一面を見る思い。御浜小屋から鉾立へと下るつもりも、うっかり道を見逃して吹浦口へと歩き出していた。付近の眺めも良いので、そのまま道なりに進行。河原宿付近の草原は草紅葉が始まっていた。
石畳の道を緩く下り、次第に灌木の背が高くなり、道がコンクリートの階段状になると大平小屋の屋根が見えた。間もなくと思ったが、ここからが結構長い感じ。苔もあり意外と滑る道に足元注意。11時20分、登山口に着くと周囲はいつの間にかガスの中だった。
バス亭のある吹浦登山口 |
笙ヶ岳山頂の三角点 |
階段に腰を降ろして昼休み、ポカリの2gをそのまま持ってきたが、飲んでも甘いせいか喉の渇き感がある。残りは僅か。時間もあるので、笙ヶ岳に寄って見る事にして来た道を登り返す。河原宿の分岐では下りで会った二人組みが休んでいた、小屋の工事作業員だろう。あきれた風の二人の前で水量の少ない沢の水を浴びる、水は少しだけ頂く。水場としては臨時用でしょう。
気持ちの良い草原の緩いアップダウンを越して笙ヶ岳の山頂へ。なんの表示もないので地図を良くみると、ここは三峰で本峰はこの先みたい。ガスで視界は無いが、花のシーズンにはお花畑が見事だろうと想像される。三角点があるピークを笙ヶ岳山頂として引き返す事に、12時55分。すでに飲み水は無いので、この先の水場が頼り。
分岐から鳥海湖へと下り、千畳ヶ原へと進行。蛇石流分岐では万助道への分岐に気が付かなかった。付近は開けた草原と湿原が広がり開放的だが、喉が渇き疲労感が強い。沢はあっても水流が細く使えない。千畳ヶ原の奥にある月山沢が細い水流があり、ここで給水休憩。がぶがぶは飲めない水。さらに先に進むと湿原から冷たい水が湧いていた、また頂く。
涸れ沢を快適に詰めて鞍部へと。月山森のピークが近いようなのでよってみる事に。薄い踏み跡も最後は這い松を漕ぐ感じで山頂へ、15時。川原宿小屋を目指し整備された木道を歩く。コースにはトラロープが張られて迷う事も無い。小屋前の沢で水を少々、ぬるい。後は下るのみで、岩の頭を踏むのに嫌気がさした頃に滝ノ屋を通過、その前にトイレ前の引水を浴びてみる。小屋の中は結構な賑わい。間もなく出発地点に戻り、16時。
月山森と千畳ヶ原 |
月山森山頂 |
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