2008年 山歩きの記録 yamayama.s. |
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7月24日 蔵王連峰 熊野岳 (1840b) |
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不忘山の山頂
熊野神社
芝草平
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硯石登山口から蔵王最高峰の熊野岳間の往復を考えてみた。このコースは距離が長い割には比較的登りが少なく、緩いアップダウンが続く快適な稜線歩きを楽しめる。
【日程】 7月24日 天候:雨
【山域】 蔵王連峰 熊野岳
【ルート】 硯石登山口より熊野岳往複
【行動時間】 7時間20分
【データ】 単純標高差約1100b 移動距離約28`
自宅でゆっくりしていたら、登山口着は遅い時間となってしまった。登山口の駐車スペースに車を停め、出発前に昼飯を食べて荷物の軽量化を図る。腹八分目と言ったところで出発の準備。12時、歩き出す。
最初はいつもの緩い道、準備運動を兼ねてゆっくりペースで歩く。粘土質の道は意外と乾燥していて歩きやすく、最近雨は降っていない感触。稜線方向は雲の中で、天候はどうか。途中で女性の登山グループが何組か下ってきた、普段はすれ違う人も少ないこのコース、花を求めての縦走だろか。
森林限界付近から風が出てきて、雨もぽつぽつと落ちてきた。今日は雨に濡れても良いように、それなりの装備できたので問題は無いのですが、中途半端に濡れるのもうっとうしい。汗をかいた体には風が心地よいが、風が強いと酸素も薄く感じるのは気のせいか。不忘の碑の辺りから雨が強くなり、霧で視界も悪い、メガネも曇る。雨の不忘山山頂、13時25分。
細い尾根を鞍部へと下り屏風岳を目指す。風が一段と強くなるが、鞍部付近は花が豊富で観賞しつつ進行する。南屏風を越すと天候は安定してくるが、相変わらす視界は悪い。これからは先は緩い稜線歩きが続くようになる。夏休みの時期だと小学生の縦走グループが隊列をなし、抜いても抜いても周りは小学生だらけ、なんて時もある。今日はさすがにいない
山頂らしくない平らな南屏風を通過すると低灌木の中の道となる。掘れていた道は階段状に整備されいた。小さく下って芝草平を通過、木道が整備されていた。杉ヶ峰と前山の小ピークを越してエコーラインの登山口に出る。このタイムだと不忘からの下りの途中で日没になるかも、熊野神社にお参りするか、どうしようか。とりあえず峠田岳へと登り出す。
有料道路を何度か横断して山頂着、15時20分。天候は相変わらず。次第に風と雨が強くなり体も冷える。広い稜線を見印を頼りに歩いて熊野岳の山頂着、15時45分。神社前で風を避けてウィダーで一服。間もなく下りだして往路を戻る事に。御釜付近では観光バスで来たと思われる観光客が多数いた、横をすり抜ける様に先を急ぐ。この辺は有名観光地です。
峠田岳へは寄らずに車道を歩いてピークを迂回。もと来た道を下る。杉ヶ峰から下ると芝草平、奥へと伸びる立派な木道を終点まで行ってみる、ちょっと寄り道休憩。チングルマは終わり、キンコウカが咲き始めていた。湿原は思ったより奥行きがあり、良いハイキングコースと言った風情。
後は、日没前までに少しでも下りたいので先を急ぐ事に。それでも、不忘岳への鞍部付近でカメラ片手に花の観賞休憩。写真撮るには条件が悪く、結構時間がかかる。18時15分、不忘山山頂。不忘の碑まで下ると視界が広がり天候も安定してきた、青空もちらり。下界は厚い雲に覆われている。ブナ林が終わる辺りから森の中も深く暗くなり、ライトを点ける。LEDの白い光りが霧に乱反射して地面が見えないので水平方向に向けてみる。ふと気がつき、ライトを手に持ち下から照らしてみると視界は良好。しかし、すでに登山口へは間もなくの距離だった。19時20分、出発地点に戻り。
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