五色沼
稜線の登山道
烏帽子山より昭元山と東大巓
大倉川源流1720b付近
天候は回復傾向
|
時期的に少し早いような気もするが、なだらかな吾妻の稜線上でお花見でもと思い立ち、出かけて見る事にした。状況次第では東大巓を越して中大巓付近で往復か、東大巓から谷地平経由の周回コースかと、考えていた。
【日程】 6月14日 天候:曇り
【山域】 吾妻連峰 東大巓 周辺の地図
【ルート】 不動沢駐車場より東大巓へ
【行動時間】 8時間55分
【データ】 登高高度約1850b 移動距離約27`
高湯温泉の先にある不動滝駐車場に車を停める。本日二度目の朝食をすませ、いつもの軽装で歩き出す、9時20分。少しだけ山岳有料道路を歩くようになる。通行車両が多めだなと思ったら今日は土曜日でした。高湯側に下る道を確認してから、第一目標の家形山を目指して登山道を登り出す。
快適に高度を上げ、やがて車道を横断すると傾斜も緩くなってくる。湯の平付近の平坦で直線的な道の歩きが長い。慶応山荘の分岐で10分休憩、気温が低いせいか快適に歩ける。大根森までくると風が冷たく、山形方面は灰色の雲に覆われて展望は無い。風に吹かれながら五色沼を眺め、家形山へと。家形山山頂、11時20分。
ケルンの横で風を避けて休んでいると雲が切れ、五色沼があらわれたのでいつもの写真撮影。東大巓を目指し樹林の中へと進行すると思いの他に豊富な残雪が出現。先行者のトレースと所々に目印もあるのでルートに迷う事は無さそうですが、進行速度は当然ダウン。
高度を下げれば雪も消えるだろうの予想ははずれ、所々に夏道があらわれる程度。GPSを見ればルートを失う事は無いが、ポイントはかなり大まかに打ってきたので油断はできない。県境沿いに歩いてニセ烏帽子を通過。この調子では中大巓までは時間的に難しいし、谷地平に下ってみようか。考え中。先行のトレースはいつの間にか一人分になっていた。烏帽子山山頂、12時30分。
先行者の単独男性が丁度に下り出すところ、明月荘に泊りとか。西吾妻方面も雪が多く、残雪が白く輝いている。GPSのアルカリ電池(代用品)が切れたので電池交換作業。鞍部で先行者に追いついてトップ交代。トレースは無いのでGPSとヤマカンが頼り。山頂の少し手前で巻いて下り出す。程よい傾斜で歩きやすい、いや滑りやすくて絶好調。楽しい。次の小ピークを越すと木々の背も低くなり、東大巓が大きく見える。豊富な残雪を
藪がさえぎるので道を探るように登るのが少し面倒。
間もなく東大巓の山頂着、13時25分。第二のプランで谷地平を目指す事に、間もなく灌木とガスでで展望の無い山頂を後にする。途中、豊富な融雪水で顔を洗ってすっきり。飲用は不可。分岐を右折して下り出すと豊富な残雪が続く。所々に下がる目印に助けられが、誘うように現れる湿地に迷ったりして効率は良くない。たまにズボルので注意です、一回転して転がったり。すねに淡い痛みが数箇所。
沢状を下るとやがて水流があらわれ、右岸を下る登山道もあらわれる。沢を対岸に渡り、まばらに下がるピンクの目印を頼りに下るが、時々見失うようになると少しヤバイ雰囲気。紙地図を出してGPSとにらめっこ。探るように沢方向へと下ってみるが、完全にロスト。残雪も少なくなり藪が出てきてるし、時間的にもそう余裕は無い。谷地平から鎌沼への道も残雪次第でどうなるか。何とかなりそうな雰囲気はあるが、ギャンブル的な気分。ここは往路を戻る事にする。14時30分、1570b地点でUターン。
少しルートミス、藪懸垂して沢をジャブジャブ渡渉。水量は多いが浸水は無しで往路に復帰。昭元山へは残雪利用でショートカットできそうなので沢状を詰めてみる。自身のトレースを見つけて一安心、で一休み。疲れてきたので昭元山を巻いてみることに。少し下ってから巻きにかかる。何とか雪を繋いで巻きは成功、20分は違うだろう。烏帽子へと登り返して山頂戻り、15時50分。青空が広がってきた。
後は稜線上の道を戻るだけなのでルーファイは気楽。登山道も半分くらいは雪に隠れている感じです。家形山山頂、16時55分。風を避けてまた一休み、タップリと用意したポカリを飲み干し歩き出す。後は雪も無く順調に下るのみ。18時15分、出発地点に戻り。達成感は薄いが、淡い疲労感が心地よい。満足
|