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 2008年 山靴                           yamayama.s.
 現在使用している山靴



新品のインフィニティー

スカルパ インフィニティー GTX

 主に使用してきた古いシリオ製の靴底が磨り減ってきた事もあり山靴の購入を考えていた。再度シリオ製の靴でも良かったのですが、最初に購入した頃に較べて作りがごつく(頑丈に)なった印象があり、軽快さとしなやかさを失いつつあるようにも思えた。

 市内のビッグフット店内を眺めていたら、スカルパの靴の試し履きを薦められた。本日入荷だとかで、26.5aサイズを履いてみると少しタイト感はあるが、軽量でしなやかな作りで価格も弐万円代と手頃。シリオの同じような靴と比較すると選択に迷う所ですが、しなやかなフィット感でスカルパに決定した。08年4月

 山での使用感。靴の足入れや紐の締め込みが楽で早いのは良いが、少し気になる事もあるが…。細かい事は気にせずに歩いてみると、全体に足の動きに馴染みが良くてタイトなフィット感は好みなタイプ。足早に歩くと足の運びが軽快で、下りでの足指の納まり感も良い。タイト感のあるサイズを選んだので、長い歩きの場合は靴擦れ対策は必要。形が崩れるまでは薄手のウールソックスとテープは暫らく必要でしょう。

 岩稜歩きとかは良さそうな感じだが、ソール張り替え不可と思われるソールの材質は固めでフリクションよりは耐久性を重視している印象。それでも、北アルプスの沢や岩尾根中心の歩きだと、数回の使用で靴底の角が丸くなってしまいそう(滑るよ)。一般的な山靴としては耐久性も視野にソールのコンパウンドを決めるのだろうが、東北の山中心なら暫らくは使えそうな感じです。

 残雪歩きは靴が柔らかいので当然歩き易くは無い、保温性も期待はできないが、夏は幾らか涼しいかも。登山に迅速な行動を求めるのであれば良い選択とも考えられますが、ソール張替えをしようとすれば他社の製品も気になってしまいます。まあ、実際の所はスカルパの山靴普及モデルと言った製品でしょうか


足首の辺りの皮はすり減って穴があいてる

◆ シリオのソール張替え  6月

 6年ほど前に購入したシリオ製の靴。軽量な事、少しタイトなサイズの選択等もあり、岩尾根の縦走用に良いかなと考えていた。購入以来、沢歩き等、登山嗜好の変化等もあり古い割には出番は少なかった。そうは言っても年々靴底はすり減り、皮も痛みが目立っては来ていた。

 過去に靴底がすり減った靴でのスリップや転倒を何度か体験していると、勿体無い気もするが早めの買い替えや修理が必要にも感じる。シリオの張替えは1万5百円程。北アルプスのガラガラの沢コースを歩くと、たちまち角が丸くなってしまう事を考えると、歩くコースと頻度によってはワンシーズン持たないだろう。廃棄も考えていたが、今回初めてソール張替えを依頼してみた。

 修理は4週間弱ほどで仕上がってきた。ソールのみ新品なのは当たり前だが、しっかりと接着加工されたソールは安心して使用できそうです。この手の登山靴は基本的に手入れはしない考えで、ほとんどメンテナンスフリーでしたが、振り返ると、ほんとシリオの靴って丈夫で長持ちです。ゴアの防水性にも問題は無いので、もう暫らくはこの靴と付き合う事になるでしょう。
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