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 2008年 山歩きの記録                        yamayama.s.
 5月21日 安達太良連峰 箕輪山 (1728b)           

笹に覆われた登山道 土湯峠方向

鬼面山より中吾妻と奥には西大巓の白い頭が

鬼面山

 土湯峠口から鬼面山を経由して箕輪山へと至る縦走路がある。野地温泉から入山するのが一般的だが、古い地図には土湯峠口からの登山道も記してある。下山後に確認すると、新しい地図には道は破線(廃道)で記されていた。

【日程】 5月21日 天候:晴れ
【山域】 安達太良連峰 箕輪山
【ルート】 土湯峠より箕輪山往複
【行動時間】 3時間
【データ】 登高高度約600b 移動距離約10`

 だいたいの見当で土湯峠の先の封鎖された無線中継所跡入り口に車を停める。時間も押しているので急いで支度をして歩き出す、9時45分。中継所跡までは道形があり、跡地はきれに均されていたが、あると思った登山道が見当たらない。地図は置いてきた(忘れた)のでGPSが頼り。道を求めて藪を漕いで見ることにして笹薮の中へ。

 笹に倒されたりしつつ暫らく歩くと目印のテープと薄い踏み跡があったが、背丈をこす笹の勢力が強いので力が入る。鷲倉温泉を眼下にしながら崩壊地の縁を進む。反射板のある小ピークを過ぎると整備された登山道に出合う。どうも、10年程前に付近の登山道を快適に歩いた気憶と、山スキーで通過した時の気憶などが混濁している。勘違いと言うやつか、ここまでの時間のロスが誤算

 広い草原状の旧土湯峠を通過して大きく見える鬼面山へと進行。風が冷たく感じる。箕輪山と吾妻の稜線は雲の中。小一時間程で鬼面山を通過して鞍部へと下る。昨日の雨のせいか登山道は水分たっぷり。次第に傾斜が出てくると距離の短い残雪の上を歩くようになるが、雪は柔らかく歩きやすい。小沢の源流部付近

 滑り易い粘土質の道に注意しながら歩き、やがて傾斜が落ちてくると山頂は近い。天候は回復傾向で山頂からの眺めはまずまず、11時20分。登山者が一人休んでいた。お互い、おっ、てな感じで。挨拶。時間が気になるので写真だけ撮りUターン。期待の残雪の上でカービングターンにチャレンジ、振り返るとほとんど真っ直ぐのトレース。靴にエッジがあれば。ね

 藪の待つ往路を戻るか迷いつつ野地温泉口まで下り、後は車道を20分程歩いて車のある封鎖ゲート前まで戻った。12時45分、出発地点。
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