若女平 稜線方向
やせ尾根 崩してしまった
岩が隠れている尾根末端
|
天元台スキー場のゲレンデトップの積雪は150a程で、若女下りを楽しむには積雪が不足気味に思える。昨日から出ている大雪警報をあてにして若女下りへと出かけてみた。
【日程】 1月1日 天候:雪
【山域】 西吾妻山
【ルート】 若女下りツアーコース(ノーマル)
【装備】 板:BDリリック163 金具:TLTスピード
靴:TLT4PROツアーライトテック
【データ】 行動時間 4時間
通過する米沢周辺の積雪は普段と変わらない雰囲気だし、スキー場の雪も思った程に増えてはいない現実。とりあえず予定通りに若女下りを目指す事にしてリフトに乗った。元旦にしてはゲレンデは空いはているが、人をさけてチマチマと滑るのも気が向かない。時間はあるが、ゲレンデトップへと寄り道無しで直行。
10時50分、シールを貼って歩き出す。ニ三歩歩いたら靴から板が外れてしまい、再装着に手間取る。TLTの金具(爪)に噛ませるブーツの穴は、案外と高い加工精度を要求する。TLT製のブーツは加工精度が甘い印象があり、デリケートな装着作業が手間取る、これがスカルパだとなぜかスムーズな装着ができる。ちょっと見た目には判断が付かないが、まあ、慣れの問題もあるかも知れない。
樹林の中の雪は、固いベースの上に新雪が60a前後積もっていた。膝位のラッセルが続く。最初は横に移動するので体力的に楽なはずだが、雪の抵抗が重くて息が上がる。今日も昼飯買うのを忘れてしまったww まっ非常食もあるし。あれ、あったはずだが。
稜線上の広い鞍部に上がると風が強く視界が無かった。GPSで確認しながら歩くが、雪原に出るとあらぬ方向に歩き出してしまう。気温は−12度位だが風がきびしい。いつもの滑り出しポイントも雪が深いし風も冷たいので、シールのまま暫らく下る。底なし沼状態のツリーホールが気になるが、シールを剥がして滑り出す、12時40分。
板が埋没して滑らないので歩きで下る、やはり少し早かったか。やがて傾斜が出てくると板も浮いてきて快適なツリーランとなるが、なるべくターンは避ける心がけでスピードに乗る。小まめに進路をチェック、尾根を外すとシール無しでは修正が難しいだろう。所々に夏道の道形を確認できる。次第に歩きが多くなり、若女平の手前1400b付近で再度シールを張る。このあたりでも新雪の深さは稜線と変わらない、当然推進は出来ない。
若女平を通過してからシールを剥がすが、やはり板は走らない。ツアー標識が高い。傾斜のあるおいしい斜面はあっと言う間に終わり、やせ尾根へ。雪が少なく状態は良くないが、強引にスキーで通過。ミニ雪庇の真ん中あたりを通過していたら、突然崩れて驚いた。背中が下になったが灌木が密で問題は無い。底が無い箇所がある。
その先の植林の中も珍しく板の走りは悪い。雪付きが気になっていた尾根末端は新雪が厚く乗っていたが、隠れた岩に何度か板をヒットさせてしまう。嫌な感触だ。後は意外とすんなりと橋を渡って車道に出て終了、14時50分。
下山して時間を見ると、深い雪に登りも下りも思ったより時間がかかってしまった事に後から気が付いた。夢中だった
|
|