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 2007年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 1月26日 吾妻連峰 西吾妻                       

西吾妻稜線付近

やせ尾根

西吾妻山頂方向


 積雪の少ない今シーズンは飯豊方面の雪の状況も気になるところです。登山口となる川入方面の情報は得ていなかっが、夏道ルートで地蔵か、松ノ木尾根利用で三国岳辺りを視野に出かけてみた。通過地点の会津若松に積雪は無く、標高の低い川入も雪の期待はできない雰囲気。一ノ戸川沿いの狭い車道には一応除雪は入っていたが、悪い部分が幾つかあった。川入の3`程手前で小規模なデブリに道を塞がれ前進を諦める。歩いても良いが車が気なるし、何よりこの雪では下部の藪や夏道が悪そうだ。気も進まないのでUターン。

 第二のプランで考えていた吾妻に向かう事にする、地図もGPSも用意はしてあった。すでに日は昇り早い時間でも無い、リフトを利用できて距離的にも近いグランデコ周辺で遊ぶ事にして裏磐梯へと近道探索。
 
【日程】 1月26日  天候:晴れ
【山域】 吾妻連峰 若女下りと二十日平
【ルート】 グランデコスキー場よりツアーコースを周回
【装備】 BD.リリック163 靴:スカルパF1
【データ】 行動時間7時間5分

 スキー教室の生徒達と共に始発のゴンドラに乗る、にぎやかだ。天気もまずまずなので、予定では西大巓を越えて若女平へと下り、天元台スキー場のゲレンデトップより西吾妻へ向かい、二十日平経由でグランデコへと戻る計画。何度かトレースしたツアーコースだが、リフト利用なので短い行動時間で長い滑りを楽しめるのが魅力です。

 8時50分、シールで歩き出す。ゲレンデ内を少し歩いてから樹林の中へ。深雪が20a前後積もっているが、気温の高い割には軽い雪質で歩きやすい。暫らく歩くと、しっかりと踏まれたスノーシューのトレースに出会う、軽いラッセルでもトレースがあると楽です。マイペースで高度を上げると次第にトレースも消える。青空が見えるが稜線は雲の中。

 10時15分、西大巓山頂を通過。視界が無いしペースも遅めなので休まずにシールのままで鞍部へと僅かに下り、若女下りの目標ポイントへと進行。見事なモンスター達を観賞しながら歩くと、20分程で予定の1900b付近に到着。GPSの画面だけ見てればドンピシャリで着く

 シールを剥がして滑降開始。雪質は良く、深すぎない適度な粉雪は板の走りも良く快調、で、スピードは超過気味。沢床を避けていたが高度が落ちてくればやがて沢の中。雪が少なく沢床はデコボコ、早めにトラバースして夏道のある尾根を目指すが、やはり積雪が少ないので効率は良くない。尾根の上は快適でも、若女平に下れば状態は前回と同じで、推進と歩きで藪気味の若女を通過。僅かに積雪が増えているせいか少し滑り良くなった感触を得ながら車道に出て一旦終了、11時50分

 ゴンドラとリフトを乗り継いでゲレンデトップへ。青空が広がってきた、気温は高く春のような感じ。再度シールを張り歩き出す、13時。樹林の中の軽い粉雪と軽いラッセルが心地よい、やはり歩きに関してはTLT+F1のコンビは軽快そのもの、ついでに板も軽くて滑りも良いが、板にとっては乗り手の重量負荷がオーバー気味な傾向。

 西吾妻山頂付近、14時10分。山頂の少し先でシールを剥がす、風は無く穏やかで、陽だまりでゆっくりする。春うらら。上の方は少しクラストしていても滑りは快適、GPS画面をチェックしながら滑りを楽しむ。途中の平坦斜面では推進と歩きが入りシールを張りたくなる程、毎回の事だが。二十日平も板が走らずに下枝が不快な事もあり、早めにスキー場に向かう事にして中ノへと下る事にしてみた。

 Sブリッジがあるかは不明だが落ちても溺れる事は無い、たぶん。支流の沢の薄いブリッジを跳び越し、中ノ沢のブリッジを求め少し下る。こちらも同じく怪しげなブリッジを渡り対岸へ。植林地へと上がるとゲレンデも近い。板のひっかかりと手応えの無い圧雪ゲレンデに違和感を感じつつ出発地点に戻った、15時55分。今の時期はやはり行動時間も長めになりがちなこのコース、結構疲れました。
 
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