一切経山
山頂方向
五色沼 |
盛夏には賑わう微温湯温泉へと至る車道も、今頃の時期となればすれ違う車も無い。開墾地の奥、貯水池の近くに車を停めて出発の準備。13時、歩き出す。
雑木林となった開墾地の中の道を暫らく進むと、目印の無い登山口がある。紅葉もすでに終わり、落葉が道形を隠している。暫らくがさがさと音を立てて歩くと登山道の分岐に出合う。雰囲気的に、日が落ちると道が判り難い感じがするので先を急ぐ事にする。
緩いアップダウンの続く道、木々の葉が落ちた森の中は明るく開放感がある。紅葉の名残を愛でながら快適に進行。仙水沼を過ぎると道の勾配も増してくるが、少し荒れ気味で歩きやすくは無い。笹原を抜けて小富士を巻くと一切経山が見えてくる。雲があるが天候はまずまずで眺めも良い。
14時20分、スカイラインの車道を横切り、写真休憩。木道を歩いて一切経山への登山道へ。山頂までは石ころだらけの道が続いて歩きにくいが、鎌沼や小富士の眺めを楽しめる。
15時5分、一切経山山頂。東側は雲に隠れているが、五色沼や家型山と、主稜線の眺めは良い。風が少し冷たいので、周辺をウロウロしてから下り出す。寄り道無しで往路を戻り、小富士の巻き道の辺りでゆっくりする事に。東吾妻に沈む夕日を観賞しながら、ジャンボサイズのパンをかじる。このペースなら日没前には下山できそう。少し余裕あり
道は荒れ気味なのでゆっくりと思っても、なぜか次第に早足になってしまう。落ち葉の浅いラッセルを楽しみながら順調に下山。出発地点へと戻った、16時50分。
【データ】 標高差 約1000b |
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