姥湯温泉と奥に兵子のピーク
薬師森展望台より大滝沢方向
高倉山
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姥湯から薬師森を経由して稜線に上がり、兵子より新道を下り姥湯へと周回する予定。紅葉時期に姥湯周辺に出かけるのは何年ぶりだろう。紅葉の観賞と、半日の山歩きの計画で出かけてみた。
最大22%もの勾配がある山道は整備され、狭いながらも大分通行しやすくなっていた。姥湯の手前、新道登山口の前にある駐車場に車を停めて出発の準備。付近は紅葉が見頃で、天気も良いせいか人出も多い。プロトレックの高度計を1200bにセットして歩き出す、12時10分。
温泉前を通過し、露天風呂を横目に登山道へと進行。樹林の中の道は快適だが展望は無い。暫らく登ると視界が開け、姥湯が眼下に見える。写真休憩。尾根に出て、分岐からすぐで薬師森の展望台に着く、12時45分。雪のある時期と同じ山々の眺めだが、本日は山腹を彩る紅葉が素晴らしい。風が冷たいので大滝沢へと間もなく下り出す事に。
最近は雨が降っていないせいか、道は乾燥して歩きやすい。潜滝の下流で大滝沢を渡り、明月荘へと進行。その前に、冷たく美味い沢の水を飲む。眺めの良い潜滝の上の辺りでゆっくりと休憩、付近の紅葉は葉が落ち始めていて終盤の雰囲気。歩き出すと、階段状の道の歩きが単調に続く。
水場の手前、立木が道へかぶさり気味なっていたのに気が付かず、思いっきりオデコをぶつけてしまった。痛〜。下山後鏡を見たらタンコブが出来ていた。水場は補修されていて水が取り易くなり、水量は少な目でも冷たく美味しい。木道を歩き明月荘の前を通過、風が冷たいので先を急ぐ。
緩く登って東大巓の山頂付近、14時20分。視界の無い山頂には寄らずに下り出す。谷地平方向からヘリの飛ぶ音が聞こえてくる。数日前から行方不明者がいると聞いたが、まだ捜索しているのだろうか。ウインチを装備したヘリがゆっくりと沢方向から飛んできた。それにしても遭難騒ぎの多い年だなと、実感する。
昭元山からはまた樹林の中の歩き。冬山初心者の頃、慣れないスプリットボードでやって来て幕営したピークを通過。過去の失敗を思い出しながら、次のピークの烏帽子山へ。雰囲気の良い、烏帽子山からの眺めを楽しみ兵子へ。兵子へと向かい、縦走路の分岐を左に折れると部分的に笹薮が道を隠していた。風当たりの良い兵子の岩ピークを避けて樹林の中で休む事に、15時35分。
少し荒れ気味の道を下り、時々よろめきながら高度を下げると、次第に紅葉の彩りも増してくる。尾根を巻くように下り、傾斜が緩んでくると車道も近い。16時40分、出発地点に戻る。
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