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 2006年 山歩きの記録
yamayama.s.
 9月29日 蔵王連峰 水引入道 (1656b)


水引の山頂付近

水引平

水引平

 山形や会津方面の天気予報は晴れマークが並んでいたが、本日の目的地である水引入道の登山口に着く頃には、予想に反して雨模様の天候となっていた。

 登山口前の駐車スペースに車を停めて支度をする。久し振りにカッパを着て歩き出す、12時35分。里山歩きと言った風情の緩い登山道歩きが長い。単調な歩きでもカッパを着ているとかなり暑く感じる。やがて傾斜が出てくると登山道らしい雰囲気となるも、早くも疲労感と空腹感が強い。食料と水は車の中に置いてきた。調子は今ひとつ

 ある程度の藪道を予想していた初見のジャンボリーコースだったが、道の状態は想像よりはるかに良かった。紅葉が混じり始めると木々の背も次第に低くなってくる。小沢を幾つか横断して暫らくで森林限界を抜ける。森の中では雫がパタパタと落ちる音が賑やかだったが、これより先の雰囲気は変わる。

 大日向のガレを登り切ると水引入道の山頂、13時55分。視界は50b位か、霧雨状態でメガネが曇りいっそう視界は悪い。水引平を目指し山頂は素通りして下り出す。鮮やかな紅葉が霧の中から現れ、写真を撮ったり観賞等をしながらゆっくり進行。10分程で水引平に着き少し休憩。

 小規模ながらも、霧の中の池塘や見頃の草紅葉が素晴らしい。タップリ汗を掻いているので体温の低下も早い、ここで引き返す事に、14時5分。空腹感もある。下り出して間もなく、枯れ草に足を取られてバランスを崩して足を滑らせ、右の小沢へと倒れかけた。見た目と違い小沢は草に隠れた深い流水溝だったが、着地は上手く決まった。左の膝に少し痛みがある以外はダメージは無し。

 手がようやくかかる土手際のブッシュを手がかりに脱出。視界が悪いし滑るから慎重にと、丁度に考えていた時の事でした。水引の山頂を通過すると後は下るのみ。それでも体は正直で、ゆっくりと考えていても何時の間にか歩くペースは早くなってしまう。遅い昼飯を目指す

 登りと違い緩い下り坂は快適で、姿の良いブナ等が混じる森の木を観賞しながらスムーズに下降。以降はこける事も無く無事に出発地点へと戻った、15時15分
 
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