大嵓尾根
秋田のぞみの平と赤岳沢
御前坂より宝珠山
駒形沢方向
御西岳
飯豊山山頂より大嵓尾根方向
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飯豊連峰は低気圧の接近で午後から天候は下り坂の予報。大嵓尾根を辿り本山を往復の予定だが、天候とコースタイム次第では状況を見ながら周回コースも視野に入れ出かけてみた。
天狗平の駐車場に到着して出発の準備。お昼位には行程のメボシをつけたいので、少し早いが出発する。４時４５分、ヘッドランプを着けて歩き出す。気温は低く快適に歩けるが、吊橋を渡り尾根の急登に取り付くとやはり暑く感じる。
まだ体が目覚めていないのか時々ふらつきながらも、道は比較的乾燥して歩きやすい事もあり順調に高度を上げていく。６時４５分、休場の峰。ここでエネルギーを補給して小休止。尾根上は東風が強めで一気に体が冷える、見上げる本山方向は流れる雲に隠れていた。先を急ぐ事にして歩き出す。
宝珠山の目立つ三角ピークを目標にして、幾つものアップダウンを越して行く。天候は雲が多く風が強いが、展望は悪くない。周囲の沢筋やスラブ、遠く杁差岳の姿も姿も確認でき、立ち止まり眺めたり写真を撮ったりしながら進行。
宝珠山を通過すると風はますます強くなり、カッパの上だけ着用。鼻水がでます。御西岳周辺の草原の草紅葉が鮮やかで目を奪われる。風に煽られながら進むと、本山周辺の風向きが替わって風が弱くなりペースも上がる。飯豊山山頂、９時３５分。
福島側は真っ白で雲が流れる稜線の風は強い、予定コースタイムも少し遅れているので往路を戻る事にして、写真だけ撮りすぐに下り出す。暫らく下り、適当な岩陰で風を避けて一息つく。山腹の這い松の緑と紅葉のコントラストが印象的。登り以上に慎重に歩き下る心がけ、それでも時々大きくつまづいたりする。
宝珠山の肩を通過すると風は弱まって気温も上がり、暑いくらい。途中でカッパを脱ぐ。千本峰の先の付近では単独の男性が食事中で、軽く挨拶するも返事は無い。気にせずに通過。日帰りで大嵓尾根の偵察か、それにしては山慣れた感じも無く、何となく違和感はある。
１２時２０分、休場の峰で最後の一休み。この先の急な坂を足元に注意しながら下降、高度計のグラフは意外と結構なペースで下っていると表示している。１３時２０分、吊橋を渡る。桧山沢の水量は少なめ。歩き始めるとヘリが飛んできて、低い高度で旋回しながらスピーカーで何か呼びかけている、何を言ってるかは不明。沢と風の音でかき消されてしまう。小型か中型のヘリのようだが姿は見えない。
気にせずに歩き出す。温身平の林道を歩いていると男性二人に呼び止められた。千本峰付近で会った男性登山者の事を聞かれたが、登山者を登山口まで送った人が装備と体力経験に不安を感じて警察に相談したらしい。警察も事前の対応と言う事で、駐在やら私服の警官やら県警のヘリ等が出動した模様です。
当人は本山小屋に泊まるつもりでいるようですが、一見して少し無理がある感じはします。きちんと情報を見て判断する事ができなかったのでしょう。話しているとつい口が滑って、気温も高いし若い人だし二日三日は野宿しても命に問題無いでしょう、と。電話も使えるエリアだし、心配する必要も無い。困れば自分で助けを求めるだろう。自己責任だと、内心思う。
暫らく立ち話してたから出発地点に戻った、１４時。まてよ、自分も軽装単独登山者だ
【データ】 登高高度１７００㍍ 移動距離２０㌔ (だいたい) |
今回もログが飛びがちで正確なデータはとれなかった |
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