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 2006年 山歩きの記録
yamayama.s.

 6月27日 二口山塊 三方倉山(971b)

ビジターセンター付近からの三方倉山

石垣の様にも見える岩

山頂付近からの大東岳

 昨年の事、仙台在住の方より三方倉山山頂に至る登山道の情報を頂いていた。いつか適当な時期に出かけて見たいとは思っていた。詳細は不明なのが少々気になるが、午後から自宅を出発。おおよその見当を付けて二口渓谷へと向かった。

 林道入り口付近にはパトカーや報道関係者らしき人々、上空には県警ヘリが行ったり来たりで賑やか。姉滝の上流まで行ってみるが登山口が見つからない。引き返して何度か道を尋ねながらようやく登山口のメボシを付ける。遭難騒ぎの最中のせいか、登山口を訪ねると、今から登るのは危険だから止めろとか、ありがたい忠告の嵐。吹雪でも闇夜でも平気ですよと、言いたい言葉を飲み込み、はいはいと頷いてみせる。

 それにしても、救急車から消防レスキューに地元の警察、衛星中継車にテント村、その他大勢とすごい事になっている。誰も居ないキャンプ場の駐車場に車を停め、急いで支度です。14時5分、歩き出す。

 橋を渡り、名取川の右岸のハイキングコースを辿り段丘に上がって暫らくで登山道の案内板に出合う。表示に従い左折。やっと登山道に出合えて一安心。小沢のナメ床を流れる水音と、ブナ林の湿度タップリの美味しい空気を吸いながら快適に高度を上げる。水気を含んだ腐葉土は足に優しいが、下りは滑り易いので注意が必要かも。

 県警のへりがいつまでも旋回を続けているが、高度が低いせいかエンジン音も軽快に聞こえる。三千b級でホバリングする高性能エンジンの比では無い。うるさいと山歩きの集中も薄れる感じ。平坦なブナの巨木の森を詰めると特徴のある岩が目の前に。ここで踏み跡が分かれるが特に問題は無い。

 思いの他の急登を楽しみ、暫らくで細い尾根に上がる。やがて傾斜が落ちてくると山頂も近い。三方倉山山頂、15時
 山頂付近は樹林の中でそれらしい雰囲気では無いが、部分的に切り開きがあり展望は悪くは無いが、あいにくの梅雨空。奥への踏み跡を辿ってみるが獣道状態でした。

 汗が止まらないし、間もなく下り出す事に。下りの途中、尾根上で登山道が分岐している。偵察のつもりで反対方向の道を下り出してみる。急な下りで、その内に予定通り足を滑らせ背中からコケて泥だらけ。靴の底がすり減っているせいも有るのだろうか。

 大きなブナの木々を観賞しながら下り、杉の植林地に出て間もなくでハイキングコースに合流。出発地点方向へと進行。最後に名取川で水を浴びリフレッシュして駐車場へと戻った、16時。アブはまだ居ないがヘリは相変わらず

ホルダーを着けてウェストバックに入れていたら軌跡ログがご覧のようになってしまいました、残念。
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