豪士山方向
西側から見た駒ヶ岳
駒からの下りで
湿原で一休み
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今年の三月に豪士山を訪れた時、すぐ近くに見えた駒ヶ岳だが時間が無くて寄れなかった事がある。立派な山名にも引かれ、一度は訪ねてみたいと思っていた。
詳しい情報も無いまま、豪士山登山口を目指したが、途中で道を間違えたりしてアプローチの段階で手間取ってしまう。登山口を目指して林道を走っていると、中ノ沢登山口と書かれた標識があり、ハテ?。偵察の意味も含め、そちらに向かって左折してみる。沢沿いに2`程進むと行き止まりとなり、登山口があった。
登山道の記載は無いGPSを装着して出発、12時25分。沢沿いに進み、赤布に導かれて渡渉してから踏跡を見失い、杉の植林地を周回してしまった。怪しげなピンクのテープが揺れている。渡渉地点に戻り薄い踏跡を発見、再度沢沿いのコースを進行。下草と若葉がみずみずしく心地よい。
小滝や滑が現れてくると、道は大きくジグを切りながら少しずつ高度を上げる様になるが、テンポ良く歩ける状況では無い。体調も良くは無いので丁度良いペースかも知れないが、気温は高く暑い。古い峠道の雰囲気。中ノ沢水止まりの標柱を過ぎると稜線も近い。ヒグラシが鳴きカエルが鳴き、道沿いには花も意外と多く楽しめる。大きなアブが頭にぶつかって来たと思ったら、ヒグラシだったりする。
中ノ沢峠、13時20分。道は右折して豪士山へと向かっているが、反対方向への道は無い。登ってきた登山口方向の眺めが良いが、次の目標の豪士山への距離感は結構ある。早くも太腿筋はバテ気味。標柱には熊の引掻き傷があるが、小熊みたい、イタズラ坊主め
見覚えのある山並みを眺めながら先を急ぐ。沢筋にはいまだに白い雪が詰まっているのが見える。稜線は豪士山の手前で広い笹原となり、平坦な道を暫らく快適に歩けるが、熊の糞が落ちてる時もあるので足元に注意。豪士峠からは良く踏まれた道となる。ここまでは分岐する踏跡らしきものも幾つかあった。
豪士山山頂、14時。山頂に着くと雨が落ちてきたし、今年三度目の山頂と言う事もあり、証拠写真だけ撮って駒へと向かう。ひかば越えまで下りきると、大人数の登山者が休んでいてビックリ。林道に停めてあったバスで来たようです。軽く言葉を交わしてから登りだす。
山スキーで来た時は稜線の分岐までは近い印象があった、しかし夏道はブナ林となり、笹が道を覆いペースはダウン。稜線の分岐、15時。帰ってから山スキーとの時間差をを較べてみる、この区間だけを見ると山スキーより大分時間がかかっていた。ブナ林の中を駒との鞍部に下り、水場付近での事。一瞬、トンビ(?)が頭の上を飛んでいき林の中をスラロームしながら下流へと飛び去っていった。良くぶつからないものだと感心。デス
駒ヶ岳山頂、15時20分。展望は無く、おまけにハエの大群に囲まれてすぐに下り出す事に。沢筋の眺めが良い、小規模なスラブも良く見える。快適に下り、道は尾根から沢へと降りる。途中で雰囲気の良い湿原の前で一休み。さらに下り、沢に出合うと冷たい水を浴びてリフレッシュ。間もなく登山口の林道に出て、少し長めの林道歩きで出発地点へと戻った、17時15分。
【GPSデータ】 移動距離 約15` |
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