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 2005年 山スキーの記録
yamayama.s.

 2月10日 奥羽山系 栗子山

980bPの奥に米沢スキー場 右に砕石場

1200と1130bの三角ピークが見えた

1200三角ピークより栗子山

栗子右の県境尾根の先は1140bPだろうか

米沢方向

1200ピークから1130bピーク

吾妻連峰砂盛付近から 2月13日

 福島市内から、山並みの奥に栗子山の白い山頂を確認できる。標高は1217bと低く、スキー向きの山とも思えずにいたが、少し気になる存在でもありました。そこで今回、半日の予定で出かけてみましたが。

【日程】 2月10日  天候:晴れ
【山域】 奥羽山系 栗子山
【ルート】 国道13号より往複
【装備】 ポケロケ165+G3 靴:T2

 毎度の事で、今回も予定より少し遅れて自宅を出発。営業中のスキー場のゲレンデを歩くのも気が向かないので、国道13号の駐車スペースに車を停めて支度をする。山頂へのルートの選択肢は多い、砕石場からのアプローチが最短と思われるが今回はパス。

 7時15分、シールで歩き出す。何気に目の前の沢筋を予定ルートと思い込み進行、暫らくしてからGPSを見るとルートミスだった。どちらにしても、沢を詰めると尾根に合流するのでそのまま沢を辿る。登り易そうな斜面を探し、適当な所から沢を離れて尾根に取り付いてみる。

 雪は新雪が10a以上積もっていて、下は固めの雪質。昨日の荒天のせいか、風に叩かれた雪と結構な傾斜の登りにシールの効きも悪い。効率の悪さにため息をつきながら、ゆっくりペースで主尾根を目指す。明瞭な尾根に上がると雪庇も目立ち、迂回したり崩したりしながら進行。時間150b位のペースか
吾妻連峰

 稜線が雲に隠れた吾妻や周囲の展望が良い。風は無く天候は穏やかで暑く感じる。尾根はやがて広くなり、左手の白い980ピークからの尾根と合わせる緩い起伏が続く歩き安いルートとなる、9時30分。ここまで大分時間がかかってしまったので、先を急ぎましょう。県境尾根の手前、目を奪われる白い三角ピークの先になだらかな栗子山を確認、距離感はあるが制限時間ギリギリと言った感じ。

 1130bのピークに近付くと風が強くなり、雪面も固くなって来た。明瞭なピークから先、1200b三角おむすびピークを目指し鞍部へと下るが、固く荒れた雪面と強風に煽られてカニ歩きでの下降。雪庇側はクラックが隠れているし、出っ張っているので近付きたくは無い。

 鞍部からの登りはブッシュとシュカブラで、シールで登るには雪面が悪い。何より、風に煽られてスキーでの行動は難しい。残りの時間も考え、スキーはデポしてツボ足で登りだす。つま先の甘いテレブーツなので横からキックステップを蹴り込みピークへ。テッペンでは更に風が強くなり、暫し雪面にへばり付きながら写真をとり、思案、10時25分

 予報ではお昼頃に寒冷前線の通過があるとの事だが、そのせいか。栗子山までの往復は2時間以内で出来そう、問題は風。この場所に長居はできない、引き返す事にする。ピークからの展望は良い。灰色の雲が徐々に下がってくる感じがすが気のせいか。

 下るにつれて風も弱くなるが、スキーデポの鞍部についてもまだ強風状態。1130ピークへの登り返しは辛いので、横から巻いてみたら比較的容易に巻くことができた。後は主に下りのルートなので戻りは順調、シールで下ります。アンテナが目印の栗子スキー場が見えるが、案外と遠くに感じる。

 付近には短いが素晴らしいオープスロープを見える、勿論問題は雪質。往路の小尾根と沢筋は効率が良くないので、偵察の意味も含め誘惑的(たぶん)な980bPより滑って見る事に。痩せた尾根とズルズルの重い雪に途中で簡単に小ピークへの登高を諦め、沢へと滑る落ちる事とする、11時20分

 林の中を少し下ると、沢筋は思ったより狭い雰囲気に感じる。横に走り、雪庇のある尾根を目指したがタイミングが少し遅かったみたい。長めのトラバースを続け、スキー場のペンションが下に見えると谷も開け、沢床へ。雪は重いが快適に滑り、間もなくで出発地点へと戻った、11時50分

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