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 2005年 山スキーの記録
yamayama.s.

1月7日 吾妻連峰 中大巓

明道沢左岸の1500b付近

中大巓山頂方向

この辺からシールで下り沢形を目指した

1450b付近 この先に滝

若女平手前の尾根に上がり一休み

尾根も快適 ふわふわデス

 当初の計画では東大巓と中大巓の沢筋を周回するつもりでした。しかし、今回もまた何時もの朝寝坊で出発時間は大幅に遅れてしまい、計画を縮小変更。現場では、予想以上の積雪とラッセルの偵察山行となり、少々小粒ながらも充実の山スキーを楽しめました。

【日程】1月7日  天候:曇り
【山域】吾妻連峰 中大巓周辺 
【ルート】天元台→明道沢→小和須知沢→若女平
【装備】ポケロケ165+G3 靴:T2

 前日の降雪だろうか、天元台のゲレンデトップでは3bを越える積雪があり、リフト上から見ていても前回来た時より一段と増えているのが実感できる。見た目にラッセルが深そうな事と、時間も限られているので稜線には上がらずにリフト終点から少し登ってから明道沢へと滑り込む計画。

 11時35分、斜上気味に歩き出す。適当な所から沢筋へと滑り出す。そこそこの傾斜のあるツリーランを楽しめるし、気温が低いので雪質も良いのですが、新雪が深すぎて腰付近まで潜る雪。板は深く沈み、姿は見えないのでスピードは出ないが快適。問題は登り返し。

 間もなく沢床に降りて傾斜が緩むと板は走らない。高度計は1500bと表示してる。残雪期ならまだまだ滑降を楽しめますが、本日はここまで。12時、シールでゲレンデトップへと登り返す。開けた急斜面では弱い弱層を感じる雪質が少し嫌らしい。雪を握って見ると容易には固まらない、ニセコ並の粉雪。

 ラッセルはやはり深いが、雪が軽めなのが救い。板は雪に沈んだままで浮いては来ないので強引に前進。傾斜が緩むとスキー場のゲレンデも近い。時間も押してるので、効率を求めてゲレンデを目指す。人気の無いゲレンデ内を浅いラッセルを交えて登り、ゲレンデトップより一応の目標とする中大巓と梵天岩間の鞍部を目指す。

 一時晴れ間が広がるが、次第に風雪気味になってきた。斜上気味に鞍部を目指すが、稜線近くの樹林帯の中は雪が重くなり雪面も大きく波うち、進行がはかどらない。視界が悪いので、GPS付きの携帯で現在地を見ると、時間の割りには驚くほど進んではいなかった。ゲレンデから離れて30分経過

 予定では、中大巓を源頭とする小和須知沢の支流を下り、若女平を目指す考え。現在地より西に下降すれば、その沢形に出るはず。しかし、自分には未知の沢ルートに深い雪。若女への登りもあるので、今回はシールで下る事にしてみる。

 13時40分、シールで下り出す。先が読めないのでテンポ良く早足で下り出すが、下りラッセルに息が上がります。気持ちの良い樹林帯の先に明確な沢形を確認、方向も合っているので間違いは無さそうです。多分

 沢床には降りずに右岸を下るが、次第に傾斜が出てきて沢床へと降ろされる。1600b付近、ちょうど滝形が出ている下に降りた。沢筋は意外と開けてる感じでも、下るにしたがい穴ポコが増えてくる傾向。沢芯を避けて進行。やがて1450b二俣に出合う、14時25分

 黒い滑床に豊富な水流が見える。穴を避けながら先に進むと、落差が10bと少しの滝上に出た。巻くか、最悪はジャンプすれば降りれそうだが。左岸の斜面もシールで登れそうな雰囲気。二俣まで戻って若女平を目指し登りだす。

 斜上したり、下降したりしながらやり過ごして平坦な尾根に上がった、14時40分。ツアールートに合流して一安心、ここでゆっくりと休憩タイム。少し迷うが、シールを剥がして出発する事にしましょう。推進で下ると、前回同様にまるっきり同じミスコースで進路を大幅修正。見覚えのある風景ですねぇ。

 若女平を過ぎると板も走りだし、軽い雪にターンも楽しい。なぜか下の方が雪質は宜しいし板も沈まない。後は下るにつれ滑りは快適になるばかりで、ニンマリ。 (^^) 15時50分、車道に出て終了。

 小和須知沢支流は以前から気になる沢でしたが、今回シールでの下りではありますがトレースする事ができ、課題を一つ終えた気分です。考えようによっては、登高無しの若女下りお手軽ビギナーコースとも取れるでしょうが、残念ながらお勧めのコースとは言えません。

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