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 2005年 山歩きの記録
yamayama.s.

 11月10日 安達太良山

くろがね小屋

峰の辻付近

山頂も近い

一応山頂

 天気予報は晴れマークが並ぶ本日、塩沢温泉から沼の平の周回を考えて登山口へと向かったが、吾妻安達太良方面は雲がかかり天候は良くないようだ。登山口から見る稜線は灰色の雲が覆い、山腹には白いものも見える。

 秋晴れの下での登山の予定なので装備はいたって簡素、カッパも手袋も無い。もしかして山頂までは行けないかも、と思いながら出発の準備。天気は良いが気温は低い。10時45分、出発。

 沢沿いのコースは急登が無いので体温も上がらない、なるべく早足で歩きます。登山道から見る三階滝や八幡滝は木々の葉が落ちて眺めも良いが、足元は濡れているのでよそ見しないで慎重に行きます。

 最後の丸木橋を渡ると登山道も雪に隠れるようになり、笹が道を覆い歩き難いが冬道はこんな物でしょう。スパッツはゴムが切れてヨレヨレなのでラッセルが問題、取りあえず山頂付近が目標。金明水で水を飲み写真休憩。

 くろがね小屋から先は一段と積雪も増えるが、約二名の下りトレースもあり苦にはならないが当然に予定タイムはオーバー。早い時間の下山だからゴンドラも営業してるのだろう。樹林帯を抜けるとやはり風が冷たい。峰の辻から見る山頂は雲の中、風が冷たく鼻水が止まらないし手の指も思うように動かない。

 最後のひと登りで安達太良山山頂の標柱の前に立つ、12時35分。乳首の上の山頂はパスして回れ右。急いで下る、裸で歩いているのと大差は無いように感じる体感温度。気温は0度で積雪は10a前後くらいか。

 3時頃までに自宅に戻りたいので、後はもつれる足で急いで下り出発地点に戻り、14時5分。ヒーターを強めにかけて自宅まで戻ったが体の芯はまだ冷たかった。振り返ると、安達太良山は雲一つ無く素晴らしいお天気になっていた。のでした