家形山から大根森方向
家形山からの五色沼
|
今まで、無雪期に不動沢登山口から家形山方面には登った事が無かった。今回は有料道路のスカイラインが工事の為に特別無料期間中という事もあり、有り難く利用させていただいた。
不動沢登山口の駐車場に着くと、平日にしては結構な数の車が停まっている。晴天の下の山日和では誰しも考える事は同じだろう。10時15分、歩き出す。
風も涼しく、今回は気楽にのんびり歩く予定なので汗止めのバンダナも帽子もなし。暫らく泥で滑りやすい道を登ると、やがて傾斜の無い真っ直ぐな道が続くようになるが、その辺はツアールートとほぼ同じ。
大根森の手前で展望が開け、ここで暫らく腰を降ろして小休み。山形側は晴れているが、福島側は厚い雲に覆われ始めている。爽やかな風が心地よい。さらに、もうひと登りすると一切経山と五色沼が眼前に広がり、眺めを楽しみながら家形山を目指す。
山頂へは短い登りだが息があがるのは、やはり、最近マジメに山登りしてないせいだろう、なあ。12時、家形山山頂。以前に知人と雑談をしていて、東海大緑樹山荘の話題が出た事があった。山スキーはともかく、そちら方面は歩いた事が無かったので、今回は少し寄り道してみる事に。
家形山避難小屋を目指し下るが、道が悪くて時間がかかった。避難小屋は古いが雰囲気は悪くない、何より沢が近いのが良い。これより先、登山道は刈り払いされていて歩きやすい。
板谷鉱山跡へと下る道も状態は良いが、足元が滑りやすいので要注意。幾つかの沢を渡り、緩い樹林の中の下り、水はけは悪く泥道が多い。小沢を越すと、突然目の前に緑樹山荘が現れた。中には入れないので、外の切り株に腰を降ろしてゆっくりする。居心地の良い場所だ。
冬には快適な粉雪クルージングを楽しめる県境沿いの沢を越すと、登山道はやがて水平な林道跡を辿るようになり行程がはかどる。鉱山跡上の林道にに出て折り返しとする。14時10分。付近は風も無く暑い。
沢が豊富なので、沢を渡るたびに顔を洗い冷たい水を少し頂きながら登り返す。思ったより快適な登りだが人の気配はまったく無し。山荘前を素通りして、樹林帯の単調な登りに飽きた頃、ようやく慶応山荘近くの追分の分岐に出合う。
後は往路を下り、人気の無い不動沢の駐車場に戻った、16時50分。
|
|