トップページ 山スキーの記録 山歩きの記録 ときどき日記 プロフィール
. YAHOOフォトアルバム
 2005年 山歩きの記録
yamayama.s.

 7月29日 岩手山
外輪より鬼ヶ城

外輪の奥が山頂

岩手山山頂

お釜湖、ここで踏み跡を失った

雨の鬼ヶ城を独標へ

不動平付近

 表口と称される馬返登山口から岩手山の山頂(2038b)を目指し、おまけでお花畑から鬼ヶ城の尾根歩きを楽しんでから下山のプランで出かけてみました。

 暗い内に登山口に着いたので少し休憩。広い駐車場には既に結構な数の車が停まっていた。明るくなる前から歩き出す人もいるのいで、こちらもボチボチと準備開始。

 4時、まだ少し早いが登り出す事に。薄暗いので一応ライトを点けてみる。暫らくは傾斜の緩い樹林の中の登りが続きなかなか高度が稼げない、ペースを上げて早足で頑張ってみましょう。途中で旧道と新道の分岐があり、新道の方を選択。

4時40分、三合目付近

七合目より山頂方向

 次第に傾斜も出てくるが、相変わらず単調な登りが続く。ルート作りが巧みなのか、急登らしい急登も無いまま七合目に着くと展望が開けて姿の良い外輪山が現れた。風があり涼しい。これから先は緩い登りとなり、八合目の小屋までは間もなくの距離。小屋前のベンチで10分休憩、冷たい引水を頂く。5時55分

 体も冷えてくると調子も良くなり、歩き出す。眠気が飛びますね。無造作にザックが三個転がっている、不動平の分岐から山頂へと進行。大きな重機を持ち込んで避難小屋の改築工事をしているが、八合目の小屋も近いのに不思議な感じがする。

 風が強くなり寒い、カッパを着るのも面倒と半袖シャツのままで通す。外輪に出て山頂へ、お鉢巡りです。雲の流れは速く周囲の展望は今ひとつ。風に煽られながら、外輪山の最高点となる山頂に着くと周囲は真っ白け、6時30分。強風なので写真だけ撮りすぐに反対方向へと下り出す。

 下り出して間もなく、一転して雲が切れて素晴らしい青空が広がった。山頂まで戻るつもりは無く、眺めを楽しみながら残りの外輪を周回。晴れても梅雨時らしい天候で遠望は利かない。鉢の縁には風除けに良い避難場所があり、腰をおろして5分休憩。おにぎりを食べてから、不動平の分岐まで下るとまた山頂方向は雲の中で姿は見えなくなっていた。7時10分、分岐を通過してお花畑へと下ります。

千俵岩

黒倉山と鬼ヶ城の稜線

 オオシラビソの樹林帯を暫らく下ると、森の中の文字通りお花畑に到着、7時50分。お苗代湖の一周路があるので寄ってみたが、踏み跡が不鮮明で途中で引き返してしまった。往複で30分程を要したが、静かな草原と沼がある雰囲気の良い場所でした。

鬼ヶ城の斜面

お花畑

 稜線を隠してる灰色の雲の流れは速く、次第に低くなってきている。少し先を急ぎましょう。沢沿い大地獄谷を下り、黒倉山方向へと登ると切通分岐、9時。先行していた3名のグループと別れて、旧岩手山の外輪山と言われる鬼ヶ城の尾根歩きを目指します。

 傾斜の緩い尾根を快適に歩き、展望が開けてきたら雨が落ちてきた。次第に本降りとなり、眺めを楽しむ所ではなくカメラもザックの中に収納。視界もなくなり慎重に足場を確保しながら歩くので体温は下がりっパ。寒いょォ。南側の斜面にはコバイケソウやニッコウキスゲの群落が霧の中に浮びあがる花街道。

 岩場を通過して少し下り、御神坂との分岐を左折。不動平を通過して再度八合目小屋へ、10時30分。小屋前は風も強く、体も濡れているのでそのまま素通り通過。暫らく下ると視界が開けてきて晴れ間も見える、時間があるのでゆっくり休憩タイム、これから山頂へ向かう人も多い。足元に注意しながら登山口まで戻ったが、気温の高いのにはゲンナリ。12時5分、戻り。振り返ると、山頂付近は灰色の雲の中だった。
トップページ 山スキーの記録 山歩きの記録 ときどき日記 プロフィール