トップページ 山スキーの記録 山歩きの記録 ときどき日記 プロフィール
. YAHOOフォトアルバム ルート図
 2005年 山歩きの記録
yamayama.s.

 7月21日 北アルプス 烏帽子岳

天狗の庭から野口五郎岳方向

船窪小屋付近からの不動岳

不動岳から黒部湖と立山方向

南沢岳から烏帽子と三ツ岩さらに奥に水晶

四十八池を烏帽子岳へ

烏帽子岳ピーク

ニセ烏帽子より南沢岳と烏帽子岳

不動岳の奥に針ノ木と蓮華と七倉岳

ニセ烏帽子から三ツ岳

 天気予報を確認すると、北アルプス方面の天候は安定している模様。そこで、日帰り予定でメジャーな山域へと出かけて見る事にしたが、行動半径が短い事もあり最後まであの山この山と選択に迷う。それでも、七倉山荘をベースとすれば自然とコース取りも決まってくるものです。

 七倉山荘前の駐車場に着いて支度をするが、辺りはまだ暗くライトが必要。4時、歩き出す。地図には橋の手前が七倉尾根の登山口となっているが、登山口が無い。しばらく付近をウロウロして、ようやく橋を渡った先に登山口を発見、出遅れてしまった。

 じきに急登がはじまるが、道はジグが切ってあり登りやすい。気温は低いが汗が止まらない、暗い樹林の中の登り。鼻突八丁と書かれた急坂も良く整備されていて通過には問題はなし。天狗の庭付近からは展望が開けてきて写真取りも忙しい。唐沢岳や槍の穂先、裏銀座方向に北葛岳と、眺めを楽しんでいると静かな時間だけが過ぎていく。

 チングルマが風に揺れる天狗の庭を過ぎると船窪小屋、6時55分。ベンチで涼しい風に吹かれ、一休みしてから船窪乗越へと歩き出す。乗越へと大きく下り、分岐を左に進み船窪岳へ進行。間もなく船窪岳山頂の標柱がある山頂に着くが、到着が少し早い気もするが(?)。

船窪乗越

紛らわしい標柱

 この先、アップダウンの先にあるピークは不動岳と思いつつ、山頂に立つとまた船窪岳(2459b)の標柱あり。ピークが二つあるのか、紛らわしい。不動沢側へと切れ落ちる斜面の景観を楽しみながら、幾つもの峰を越して不動岳へと進むが、ペースは遅れ気味。快適な稜線歩きを想像してたが、結構な上り下りに体力を消耗。コースタイムが気になります。

 振り返ると針ノ木岳西尾根に目を引かれる、残雪を残す立山の沢筋も魅力的です。立ち止まり、個性的な山々をぼーっと眺めていると行程もはかどらないッス。黒部側からの風が涼しい。細長い稜線の先に不動岳の山頂(2601b)があった、10時10分

不動岳で〜ございます

烏帽子岳山頂

 コマクサの群落の先には南沢岳と山頂の盛り上った烏帽子岳を確認できるが、随分と遠くに見える。しばらくは稜線からの大展望を楽しめそうです。読売新道の奥に上廊下が途切れ途切れに見えるが、日帰りの範疇には無いレベル。南沢乗越へと一旦下るが、付近は相変わらず花の種類が豊富で、大群落こそ無いが見ていて飽きないお花畑。

 南沢岳山頂は見晴らしの良い緩やかなピーク。烏帽子へと向かい砂礫の道を下る。四十八池の草原には花が咲き、池を縫うように登山道を歩き通過する。分岐から、戻るように烏帽子岳の山頂へと進む。山頂(2628)bは岩山で、慎重に突き出た岩峰の上に立ってみる、12時。三ツ岩岳が大きく見えるが、この時間では寄れないですね。

休憩は200円也

ブナ立尾根登山口

 ニセ烏帽子を重い足取りで越すともう登りは無い、はずだが。12時40分、烏帽子小屋。ベンチに腰をを降ろして15分休憩、水は2.5g用意したが残りそう。ブナ立尾根を高瀬ダムへと下るが、下り筋はあまり使用して無いので下山のペースは悪くはない。逃げ足?

 それでも、長い下り坂に飽きて来た頃ようやく登山口へ着、14時30分。近くの沢で水を浴び、冷たい水を頂く。砂埃の舞う河原を歩き、高瀬ダムに着くと客待ちのタクシーが停まっていたが、七倉山荘までは近いので歩く事にする。始めてみる幕岩は素晴らしい。長いトンネルを幾つも抜けて出発地点に戻った、15時45分