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10月7日 越後三山を縦走 | |||||||||||||||||||||||
日の出前の荒沢岳 中ノ岳への縦走路から振り返った駒ヶ岳 中ノ岳避難小屋と奥に駒ヶ岳 水場の手前付近より御月山と八海山 水場から駒ヶ岳方向 オカメノゾキ付近より出雲先と御月山 五竜岳より中ノ岳と縦走路 八ッ峰の大日岳へ 八ッ峰からスキー場方向
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【日程】 10月6日〜7日 晴れ 【山域】 駒ヶ岳、中ノ岳、八海山 【コース】 大倉→十ニ平→駒ヶ岳→中ノ岳→八海山→ 大倉 大倉を基点に越後三山の周回を計画してみた。地図には中ノ岳と八海山間のコースは破線で記されていて状況次第では行動時間は24時間近い可能性もある。装備は省略したがビバークを視野に入れ食料は多めにしたので結果は軽量化にならなかった。まあ、長時間の山歩きもたまには悪くは無いでしょう。 大倉の八海山神社近くの空きスペースに車を置いて十二平登山口を目指し自転車で出発、23時50分。畦道や雑木の中に隠れている猫の目だけがライトに浮かぶ。水無川沿いの林道を進むと森林公園付近で一般車通行止めとなりここに自転車を置いて歩く事にする。 星明りの下、ヘッデンをLEDに切り替え、まだ先にある登山口へと単調な林道を歩く、歩く。0時55分、十二平登山口に着いた。湿り気味な登山道の急登が始まるが先はまだ長いのでゆっくりペースで進行。 駒ヶ岳山頂方向から月が昇り辺りを照らし出すと方向の感覚が掴め何となく気持ちも落ち着く。微かに八海山や中ノ岳の稜線、山肌を落ちる白いスラブが確認できる。木々の間から見える里の明かり等を眺め、休みをはさみながらの登りが続く。 次第に下半身も夜露で濡れてきたのでカッパを着用。暫くして風も出てきて寒いので上も着る、Tシャツでは少し寒い。予想外にグシガハナに早く着いた、標柱に触ると気温が低いのか凍み付いている。月明かりに浮かぶ周りの景色は幻想的で流れる薄雲がオーロラの様に妖しく光っている。 傾斜の緩くなった登山道だが相変わらず木の根が出ている上に滑るので油断が出来ない。足元に注意しながら歩き、中ノ岳との分岐を左に折れると間もなくで駒の山頂に着いた4時15分。ここで日の出を拝むつもりだったが少し早かった様だ。順調です。 次の目標の中ノ岳へ目指し下りだす。駒の小屋に灯りが見える、早起きの登山者だろうか。以前に来たときは笹薮だった道もきれいに刈り払いされていて歩きやすい。気温も低く快調に高度を下げる。天狗平の辺りで日の出となり写真撮りが忙しくなる。後で見ると皆同じ様な写真ばかりなのですがね。 軽量な事もあり檜廊下も難無くと通過し、周りの山々や谷筋の素晴らしい景色を楽しみながら最後の登りをこなすと中ノ岳避難小屋に出た。休まずに通過して少し奥になる山頂に出て大休止、7時45分。 大展望を満喫してから次の目標の八海山を目指し一旦避難小屋へと戻り分岐路を水場へと下る。ガラガラの急坂を下りきると草原の中の水場に出て冷たく美味しい水を頂く、雰囲気の良い場所だ。少し上り返して御月山のピークへ、8時30分。暑くなって来たのでカッパを脱いでまたまた一休み。目の前の五竜岳まではニ三時間もあれば行けそうに感じるが地図上のコースタイムは6時間とある。 すぐに岩場の急下降となるが鎖がありゴボウで降りる。道は笹で覆われ足元が見えない上に傾斜のせいか滑り易く、一歩一歩ゆっくり探るように下って行く。何度も登下降を繰り返して進行すると両側がスラブとなった細いリッジとなり眺めは良好。水無川のスラブに落ちる素晴らしい連瀑帯が間近に感じる、この辺がオカメノゾキだろうか。 この先も尾根のアップダウンは続き近くに見える五竜岳も遠くに感じる。何箇所もの鎖場を越えて行き、荒山を通過すると大分歩きやすくなって来る。12時10分、五竜岳。かなりのお疲れモードになってるが、もう少しガンバッテ休まずに入道岳へ30分弱の登り。バテルー。 入道岳で展望を楽しみ一休みしてから八ッ峰の大日岳へ向かう。逆コースの為か八ッ峰の最初の鎖場になる大日岳で暫く順番待ち。ズック姿の女性グループが苦労しながら降りてくるが見てる方がハラハラする。ガバホールドが一杯の八ッ峰の岩を楽しんで千本檜小屋へ、13時45分。 この先にある水場を信じ水筒の水を飲み干して出発。暫くして沢の水音が聞こえてくると心が踊る。待望の水場で水を浴びて腹一杯水を飲んだ、幸福。ゴンドラで降りる登山者が多い道だが四合半出合いで右に折れると雰囲気が変わる。ひっそりとした登山道をスリップに注意しながら下り大倉口を目指す。最後にスリップして大尻餅を付いてケツは泥だらけです。 16時20分、出発地点に戻る。予想よりかなり早く下山できたが天候と登山道の整備状況に助けられた感がある。さらに自転車を回収して無事山行を終えた。
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