トップページ | 山スキーの記録 | 山歩きの記録 | ときどき日記 | プロフィール | |||
. | ルート図 | ||||||
|
6月15日 毛勝三山 | ||
毛勝谷の稜線直下 奥に駒ヶ岳と僧ヶ岳 剱岳と北方稜線 釜谷山へは雪庇の回廊がかろうじて残っていた 釜谷山山頂から猫又山 昨年の10月以来の猫又山 猫又谷と釜谷 良い感じの高度差です 猫より見た釜谷山 |
毛勝山、釜谷山、猫又山の縦走日帰りを計画。阿部木谷ルートを選択したが板菱付近の雪渓通過がポイントか。 【日程】6月15日 天候:晴れ 【山域】毛勝三山 【ルート】林道終点→毛勝→釜谷→猫又→往複 【装備】軽ピッケル 軽アイゼン ロープ30×8 スリング少々 林道終点の少し手前に車を止めて出発準備。3時30分、ヘッデンを点けて歩き出す。4年前の6月上旬に訪れた時はこの辺りはまだ残雪に埋まっていたことを思い出しながら見覚えの有る道型を辿る。 最終堰堤を越してもまだ周囲は薄暗く判然としない、出発時間が少し早すぎたかな。手頃な流木を利用して対岸に渡り雪渓を越すと周囲も明るくなってきた。右岸のルートは岩場のヘつりがあるが慎重に行動すれば問題はなし。再度雪渓に上がると安定した雪渓が続くようになる。 板菱は険しいゴルジュを想像していたが簡単に通過できてほっと一息。大明神沢出合いでアイゼンを装着、この先どんな状態かは判らないのでピッチを上げていく。三ノ又でルートに迷いコンパスを出した以外は問題なく登高を続けるが、上の方はまだまだスキー滑降を楽しめる斜面です。 まずまずのペースで毛勝山山頂に到着、7時。ほぼ快晴の中で、北アルプスや周囲の山々の展望に予想外に時間が経過してしまう。猫又山への稜線には途切れがちの細い雪庇の残骸がかろうじて残っている状態。雪庇を利用出来ない時は尾根の藪漕ぎを楽しむしか手はなさそうです。はたして最後の雪の回廊を歩けるかどうか、行くぞー。 南峰はトラバースする踏み跡が続いているのでそれに従う。ピーク付近に出てみるが藪で視界は無い。踏み跡は比較的歩きやすく簡単に枝も払われ赤布も所々に下がっていて助かります。 釜谷山へのルートの大部分は雪庇を利用できたので思ったより早いペースで到着。8時10分、釜谷山山頂。周囲の谷筋はスキー滑降に最適な何処でも滑れる斜面ばかり、さすがに人気のエリア。 カモシカの逃げる後を追うように猫又山を目指す。残雪のルートを快調に鞍部へと下り、最後に藪の斜面を僅かに登ると猫又山の山頂、8時55分。予定より大分早く着いたので大猫山まで足を伸ばしてみようかと考える・・・、靴擦れができそうなので猫又の山頂でくつろぐ事に決定。 9時45分、山頂を後に踏み跡を確認しつつ釜谷山を目指す。行きと帰りが微妙に違うルートは中々面白く飽きない。南峰をトラバースすると毛勝谷の入り口はすぐそこ。 11時30分、藪の尾根を僅かに越して雪渓上で一休み。アイゼンの下りは苦手で自信がないがここは頑張って下るしかない。35度の傾斜にビビリながら下降を開始。石転び沢と同じ位の斜度だがこっちの方が緊張する。アイゼンのスノープレートが外れそうになり手間取るが結局は最後に取り外してしまう。 長い下りに膝が痛くなり始め大明神沢出合いで大休止、12時40分。くたくたッス。増水を心配した渡渉は水量の変化も少なく対岸へ。13時40分、出発地点に戻る。 釜谷山への登り返し 南峰へ 絶妙な雪庇が残っていてくれた 普段は山菜採り師の様な格好です 板菱下部の右岸をへつる 当分はルートに使えそうです |
トップページ | 山スキーの記録 | 山歩きの記録 | ときどき日記 | プロフィール |