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 2004年 山歩きの記録
yamayama.s.
5月10日 磐梯山と櫛ヶ峰                                    
磐梯山山頂から直登ルンゼと沼の平

櫛ヶ峰。奥に吾妻連峰

櫛ヶ峰からの磐梯山東壁

櫛ヶ峰からの裏磐梯と飯豊 噴煙が僅かに見える


 朝から雨では山スキーに行く気にもなれず。磐梯山へと登山に出かけてきました。

 【日程】 5月10日 天候:曇り/小雨
 【山域】 磐梯山
 【ルート】 翁島口→山頂→櫛ヶ峰→猪苗代スキー場
 【装備】 丸腰+ヨレヨレのカッパ

 翁島登山口で出発準備をする、気温が思ったより高く雨も霧雨程度。カッパ着用の前提で来たので少し暑いかも知れません。

 登山道が滑りやすそうでスキー場のゲレンデを登りだす、11時30分。ゲレンデ内は立ち入り禁止なのでしょう?、端っこの方を登行して20分程で登山道に出る。

 滑りやすい道をスリップに注意しながら歩くが夏山登山は今シーズン初なのでなんとなく調子が出ない。ゆっくり調整のつもりでいたが段々と欲が出てペースが上がりだす。悪い癖です。

 丁度1000Mの登りにお尻の筋肉がピクピクする頃にようやく磐梯山の山頂に到着、12時47分。ほぼ一ヶ月ぶりの山頂です、前回はガスの中で周囲の状態がサッパリ判らずどんな所を滑ったのか確認の意味もあったのです。気温は18度。

 山頂から右と左のラインを選択できますがどちらも似たような感じ。左のリッジから落ちるラインは滑る斜面が確認できるので滑り易いかも知れません、視覚上は。

 さて、天候は回復傾向でこのまま戻るのも勿体ない。それではと、まだ登った事のない櫛ヶ峰を目指してみる。整備された登山道を下り雪渓の上に立つ。一昨年に滑ったラインを確認してみる。その時は視界が無く、どこを滑ったのか良く判らなかったので東壁の縁に立ってルートを検証。

 下に弘法清水小屋の屋根が見えたのでこの辺かなあの雰囲気です。今だと調度、土砂崩れの発生点の横からのエントリーだったと思われるのですが、多分そうでしょー。意外と急ですね、下から見ると。

 水筒無しなので弘法と黄金清水でたらふく水を飲む、美味いです。小屋は今日は無人君。テクテクと下りふみ跡を櫛ヶ峰へと登りだす。落石が景気良く落ちる谷筋を高見の見物に足元に注意しながら高度を稼ぐ。

 山頂は草原状で眺望が良い。アップダウンの有る北尾根が印象的。磐梯山の眺めも良い、直登ルンゼも確認できるがモノトーンで判然としない。沼ノ平まで下り確認せねばと下りだす、14時。雰囲気が違う、気になります。

 噴煙の近くのトラバース道を下り沼の平で東壁を眺めるとなんかこの山のパワーを感じます。パワフルです、剣もパワーを感じますが別物な感じですね。気持ちの良い雪渓を歩き沼ノ平を後にする。

 スキー場の登山道に出るとヌルヌルと滑りやすく、思いっきり尻餅をついてしまう。ならばと歩きやすいゲレンデを下るが良く整備されていて、グラススキーでもやってるのかしら。

 15時20分、スキー場を後に林道を歩き出す。単調な歩きに飽きてきた頃、笹薮でガサガサと怪しい物音が、どうやら山菜取りの最中。そのフレンドリーなおば様にコシアブラを頂き、毎度ありー。 

 汚い格好だったんで仲間と間違えたのか、余程に貧乏人に見えたのか、コシアブラの採り方まで教えて頂きありがとう御座います。小一時間程で翁島登山口に戻り。着替えていたらヌカカが集まりだし即退散。

 帰りは布森の湯に寄ったが貸切状態でゆっくり出来ました。近くの田圃から磐梯山も良い眺め、振り返ると安達太良山の火口も見えたりして良い感じ、再認識です。百名山の中心ポイント。
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