< 朝日と飯豊の日帰り登山 3件 >
飯豊山荘より本山と烏帽子岳を周回 6月21日 2日の予定で花の飯豊を楽しむ予定だったが、どうも天候と体調が良くなくて1日で2日分を歩こうと計画を変更して出かけた。 1時、温身平のゲート前より出発。雨の中、カッパを着ても暑くはなく快調にダイグラ尾根へと向かう。玉川は増水していてつり橋を渡れるか不安があったが、特に問題もなく地図で確認しつつ尾根へと取り付く。梶川や丸森尾根よりは登りやすい登山道を、順調に高度を上げていく。 4時、休場の峰。明るくなってきたのでヘッデンを消すが周囲はガスで視界はない。これより先はアップダウンが続く尾根歩きとなる。宝珠山の前後にはルート上に残雪が断続的に現れ通過に手間取る様になる。ピッケルを腰のホルスターに差し何時でも使える態勢とする。豊富な残雪を残す檜山沢や大岩沢は確認できるが、主稜線はガスの中だ。 8時、飯豊本山。雨と風の山頂で、他の登山者と情報の交換などをしている内に30分が経過。先を急ぐが、どうも小屋泊まりと勘違いされている様だ。御西から烏帽子間は残雪が豊富で登山道はほとんど隠れている、地図とコンパスで確認しながら楽しく進むが時間がかかるようになる。烏帽子岳付近より晴れ間が広がりペースも上がる。 12時、梅花皮小屋。アイゼンで石転び沢を下降するが、不慣れのせいも有り下りは苦手。早めにアイゼンをはずして雪渓を下降。滝沢出合付近で雪渓ルートも終わり、岩の上で一杯やって一息つく。快晴だ。後はいい気分で登山道を下るが、水場のうまい水は本当にうまくますますいい気分となる。 15時30分、出発地点にもどる。 早い時期だと、宝珠山付近や主稜線の通過に時間はかかるだろうが楽しめるルートだろう。スキーでのアプローチも選択肢としては有るように思うが、問題は吊り橋付近か。 大井沢より以東岳往復 7月5日 天狗角力取山とウツボ峰間のルート偵察と以東岳登頂を計画してみたが。出谷川の増水が心配の中、深夜に大井沢へと車を走らせる。 2時30分、登山口より出発。小雨が降る中、水はけの悪い登山道に足をとられながら先を急ぐ。竜ヶ池付近で明るくなってくる。無雪期には気が付かないが、残雪期には合理的なルートで天狗角力取山への最短ルートとなる夏道でもある。晴れ間が広がってくるが、稜線付近の源頭部には残雪があり通過に時間がかかる。 5時10分、天狗角力取山。主稜線上はガスで確認は出来ないが、沢筋には豊富な残雪を残し白く輝き、その気になればまだスキーは可能?かな。 分岐より出谷川へと下り始める、道はよく踏まれていて歩きやすい。 6時20分、出谷川。川岸いっぱいまで水流があり増水気味のようだ。気が進まないが、パンツ一丁と裸足になりチャプチャプと対岸を目指す。水温は低く流芯の流れも速い、ルートを選ぶ時間もなく2分程で引き返すが、岸に戻るとすでに足の感覚は無くなっていた。帰りも有るので無理は出来ない。 6時50分、時間もあるので障子ヵ岳経由で下山することにして、稜線へと登り返す。 10時、障子ヶ岳山頂。やはり東面のスラブは迫力があり、下部は傾斜もまし高差のある滝が露出している。昼飯をゆっくりと食べ、ボチボチと下山開始。 13時、出発地点に戻る。 やはり、出谷川の渡渉がポイントでした。以東岳往復は5時間程度と思われるので問題はやはり出谷川。 大日杉から北股岳を往復 7月15日 軽装での日帰り登山に味をしめ、今回も同じ手口でやらかしてみた。 1時30分、大日杉より出発。昨夜の雨で登山道はぬかるみ歩きづらいが、気温は低く大した汗もかかず地蔵岳を目指す。 3時30分、地蔵岳。月明かりの中に雲に覆われた主稜線が見える。なだらかな尾根上を三国小屋へと急ぐが、満月が流れる雲間に浮かび怪しい雰囲気となり、狼男の気分でお月様に向かい一発吠えてみる。沢コースはアイゼンの装着が面倒なので登山道を辿る。草履塚に出ると風が強くなるが、だいたい何時ものパターンか。 6時、一息入れようと本山小屋にはいる。小屋番の小椋サンからお茶をご馳走になる。これから出発する登山者が多いようだ。これから先が長いのでつい小走りになりながら御西へと向かう。 小屋前を通過すると雨が降り出し、視界も悪くなってくる。御西と烏帽子間のルートは、融雪が進んで歩き易いが部分的に道はまだ隠れている。烏帽子付近で風雨となり靴の中まで濡れてしまった。 9時、梅花皮小屋。中で休みカッパを着る。この天候では目標の門内はタイム的に無理があり、北股を折り返し地点として余裕を持つことにする。 10時、北股岳山頂。ガスの中で写真だけ撮り、すぐに引き返す。雨の日のシラネアオイやコバイケソウも中々に風情がある、観賞しつつ御西小屋へとトボトボと歩く。 12時30分、御西小屋。小屋番のかたが2名いて色々と情報を頂くが、あれぇタイムオーバーだ。 14時、本山小屋。中で雑談を交わし小屋を出る。ゆっくり歩いても日暮れ前には戻れそうなので気楽だ。御沢をアイゼンで下り御坪に出る。天候が悪いのは稜線だけで、下の方は天気が良い。少しぐらい休んでも体力は回復しないのでひたすら大日杉を目指し歩く。 19時、大日杉に下山。 今回はあまり条件的には良くなく、密かに目標としていた地神までは遥かに届かなかった、しかし次回があれば再度挑んでみたいと目論んでいます。
飯豊山荘より本山と烏帽子岳を周回 6月21日 2日の予定で花の飯豊を楽しむ予定だったが、どうも天候と体調が良くなくて1日で2日分を歩こうと計画を変更して出かけた。 1時、温身平のゲート前より出発。雨の中、カッパを着ても暑くはなく快調にダイグラ尾根へと向かう。玉川は増水していてつり橋を渡れるか不安があったが、特に問題もなく地図で確認しつつ尾根へと取り付く。梶川や丸森尾根よりは登りやすい登山道を、順調に高度を上げていく。 4時、休場の峰。明るくなってきたのでヘッデンを消すが周囲はガスで視界はない。これより先はアップダウンが続く尾根歩きとなる。宝珠山の前後にはルート上に残雪が断続的に現れ通過に手間取る様になる。ピッケルを腰のホルスターに差し何時でも使える態勢とする。豊富な残雪を残す檜山沢や大岩沢は確認できるが、主稜線はガスの中だ。 8時、飯豊本山。雨と風の山頂で、他の登山者と情報の交換などをしている内に30分が経過。先を急ぐが、どうも小屋泊まりと勘違いされている様だ。御西から烏帽子間は残雪が豊富で登山道はほとんど隠れている、地図とコンパスで確認しながら楽しく進むが時間がかかるようになる。烏帽子岳付近より晴れ間が広がりペースも上がる。 12時、梅花皮小屋。アイゼンで石転び沢を下降するが、不慣れのせいも有り下りは苦手。早めにアイゼンをはずして雪渓を下降。滝沢出合付近で雪渓ルートも終わり、岩の上で一杯やって一息つく。快晴だ。後はいい気分で登山道を下るが、水場のうまい水は本当にうまくますますいい気分となる。 15時30分、出発地点にもどる。 早い時期だと、宝珠山付近や主稜線の通過に時間はかかるだろうが楽しめるルートだろう。スキーでのアプローチも選択肢としては有るように思うが、問題は吊り橋付近か。
大井沢より以東岳往復 7月5日 天狗角力取山とウツボ峰間のルート偵察と以東岳登頂を計画してみたが。出谷川の増水が心配の中、深夜に大井沢へと車を走らせる。 2時30分、登山口より出発。小雨が降る中、水はけの悪い登山道に足をとられながら先を急ぐ。竜ヶ池付近で明るくなってくる。無雪期には気が付かないが、残雪期には合理的なルートで天狗角力取山への最短ルートとなる夏道でもある。晴れ間が広がってくるが、稜線付近の源頭部には残雪があり通過に時間がかかる。 5時10分、天狗角力取山。主稜線上はガスで確認は出来ないが、沢筋には豊富な残雪を残し白く輝き、その気になればまだスキーは可能?かな。 分岐より出谷川へと下り始める、道はよく踏まれていて歩きやすい。 6時20分、出谷川。川岸いっぱいまで水流があり増水気味のようだ。気が進まないが、パンツ一丁と裸足になりチャプチャプと対岸を目指す。水温は低く流芯の流れも速い、ルートを選ぶ時間もなく2分程で引き返すが、岸に戻るとすでに足の感覚は無くなっていた。帰りも有るので無理は出来ない。 6時50分、時間もあるので障子ヵ岳経由で下山することにして、稜線へと登り返す。 10時、障子ヶ岳山頂。やはり東面のスラブは迫力があり、下部は傾斜もまし高差のある滝が露出している。昼飯をゆっくりと食べ、ボチボチと下山開始。 13時、出発地点に戻る。 やはり、出谷川の渡渉がポイントでした。以東岳往復は5時間程度と思われるので問題はやはり出谷川。
大日杉から北股岳を往復 7月15日 軽装での日帰り登山に味をしめ、今回も同じ手口でやらかしてみた。 1時30分、大日杉より出発。昨夜の雨で登山道はぬかるみ歩きづらいが、気温は低く大した汗もかかず地蔵岳を目指す。 3時30分、地蔵岳。月明かりの中に雲に覆われた主稜線が見える。なだらかな尾根上を三国小屋へと急ぐが、満月が流れる雲間に浮かび怪しい雰囲気となり、狼男の気分でお月様に向かい一発吠えてみる。沢コースはアイゼンの装着が面倒なので登山道を辿る。草履塚に出ると風が強くなるが、だいたい何時ものパターンか。 6時、一息入れようと本山小屋にはいる。小屋番の小椋サンからお茶をご馳走になる。これから出発する登山者が多いようだ。これから先が長いのでつい小走りになりながら御西へと向かう。 小屋前を通過すると雨が降り出し、視界も悪くなってくる。御西と烏帽子間のルートは、融雪が進んで歩き易いが部分的に道はまだ隠れている。烏帽子付近で風雨となり靴の中まで濡れてしまった。 9時、梅花皮小屋。中で休みカッパを着る。この天候では目標の門内はタイム的に無理があり、北股を折り返し地点として余裕を持つことにする。 10時、北股岳山頂。ガスの中で写真だけ撮り、すぐに引き返す。雨の日のシラネアオイやコバイケソウも中々に風情がある、観賞しつつ御西小屋へとトボトボと歩く。 12時30分、御西小屋。小屋番のかたが2名いて色々と情報を頂くが、あれぇタイムオーバーだ。 14時、本山小屋。中で雑談を交わし小屋を出る。ゆっくり歩いても日暮れ前には戻れそうなので気楽だ。御沢をアイゼンで下り御坪に出る。天候が悪いのは稜線だけで、下の方は天気が良い。少しぐらい休んでも体力は回復しないのでひたすら大日杉を目指し歩く。 19時、大日杉に下山。 今回はあまり条件的には良くなく、密かに目標としていた地神までは遥かに届かなかった、しかし次回があれば再度挑んでみたいと目論んでいます。