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 2003年 山スキーの記録
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しぎはらの山々日誌

< 飯豊 >

飯豊本石転び沢 5月9日

 石転び沢の滑降を予定していたが、出合いより見る本石転び沢の状態が良く2度目の本石転び沢の滑降を試みた。

 5時45分、梅花皮荘より出発、除雪の終了した道路を歩いて温身平へと向かう。
 9時30分、門内沢出合い。比較的汚れていない雪渓を梅花皮小屋へと登高する。
 13時30分、梅花皮岳山頂。天気は良いが北風は冷たく気温2℃。山頂近くの雪庇上をエントリーポイントにして滑降準備。

梅花皮岳のエントリーポイント 滑降準備中

 14時、そろりと滑り出す。傾斜40度を越える滑り出しの雪質は固く、エッジが流される。雪面はデコボコでかなり悪い方だ。1ターン毎にピッチを切るが、シュルンドの手前でなんとか止めるターンを繰り返す。中間部以降は雪もやわらかくなり、本来のカービング板の性能を楽しめた。

 門内出合いで一杯やり、上つぶて石の手前まで滑り板とブーツを脱ぐ。登山道をイイ気分で下山し17時30分出発地点に戻る。

山頂方向、傾斜は平均40度

飯豊洗濯沢の滑降 5月13日

 北股岳より飯豊川へと落ちる洗濯沢は遅くまで雪が残り滑降の対象となる。飯豊川の状況しだいでは支流を巡り大日岳の日帰りをと目論んだのだが・・。

 2時30分、梅花皮荘より出発。通行止めの道路を自転車で温身平へと急ぐ。上つぶて石付近より雪渓上に降り、梅花皮小屋へと長い雪渓歩きが始まる。

石転び沢で、ジャガイモを転がした様なデブリ 洗濯沢出会い、左が中ノ沢

 8時、梅花皮小屋。水を補給して北股岳へ登り出すが、稜線上はガスで視界がない。
前回確認していた付近より残雪の上に出て滑降準備。あたりは真っ白で、地形を探る様に大きく西側にトラバースして雪庇の下に出る。見当をつけて洗濯沢を目指し滑り出す。大斜面は次第に沢状になりブロックやデブリが現れる。
洗濯沢と出合い現在地を確認、飯豊川との合流地点も見える。荒れる沢床を2回ほど板を脱いで飯豊川へと降りるが、川幅いっぱいに水が流れている。行き止まりだ。小尾根を巻いて上流を偵察するが上流も同じ状況だ。残念だが引き返す事に決定。

900M付近で板を脱ぐ 飯豊川出合い

  9時40分、北股岳を目指しアイゼンとダブルストックで登り返す。天候も回復して大日岳が大きく見える。時折ブロックが気持ち良さそうに下流へと転がり落ちて行く。往路を忠実に戻ったので最期のトラバースが効率悪い。
 14時、梅花皮小屋。再度スキーを付けて石転び沢を滑降。
 16時40分、出発地点に戻る。登高高度2700m。


清十郎沢出合いの上部付近 北股岳まであと少し、大日岳 


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