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.ルート図
 2003年 山スキーの記録
yamayama.s.
      
                 
しぎはらの山々日誌

< 箕輪山北東斜面 >
2月28日

 箕輪山の北東斜面となる西鴉川源頭部は、福島市内からもそのスキー向きの大斜面を確認できる。標高差は500m程で物足りないが、そのアプローチの良さの割には今まであまり滑られていない斜面でもある。但し時期が遅くなると状況は悪くなる傾向で、デブリ末端が道路付近まで迫り出してくる事もある。

 9時、旧国道の西鴉川出合いよりシール登高を開始。右の沢形を利用して登高するが登りやすいのでそのまま沢形を登る。大斜面の左側には高差はあまりないがロックバンドが上部と下部に2段あり、登下降はロックバンドを避けるルートをとる。デブリ 末端に出合う頃には傾斜も増し、キックターンを繰り返しながら高度を稼ぐ。稜線の雪庇の弱点を探しルートを求めるが、最期の詰めはシールを諦めアイゼンとピッケルに切替える。強風の中で難儀しながら、小さな雪庇を崩して主稜線に出る。

デブリの末端付近

 10時40分、再度シールを貼り山頂を目指す。

 11時20分、山頂。少し下降して雪庇の端に出る。気温は−6度で雪質も弱層はない様なので、ここをエントリーポイントとして滑降準備をする。ちょうどロックバンドの上部になっていて下の斜面は全く見えないが、滑降ルートとなるバンド末端へと続く斜面は良く判る。雪庇の下をルートに左方へとギルランデで滑り出す。最大傾斜となる末端部は、狭く直下が確認できないので慎重に下降する。核心部を通過するとスキーには最適なオープンスロープが広がりターンを楽しめる。下部ロックバンドの手前よりトラバースしてデブリを横断、登りのトレースに出合う。景色も天気も最高なので、ゆっくり休憩を入れてから出発地点に戻る。12時10分。

山頂の東端で 取り付き方向

最大斜度部分 オープンスロープの快適滑降

下部の沢形へ

取り付きよりの北東斜面


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