奥只見の名峰平ケ岳と周辺の沢を求め計画してみた。3日間の日程でまず恋ノ岐川を遡り平ケ岳に立つ、水長沢尾根を下降して水長沢より平ケ岳を再度目指す計画だった
が、果たして結末は…。
6時30分、雨の中恋ノ岐橋より出発。台風13号の接近する中、増水気味の本流をさけ左岸の踏跡をたどるが、橋からすぐに入渓した方がスムーズに思えた。
全体に問題となる箇所はなく、オホコ沢より上部は沢幅が狭まりグレードも少々アップする。岩魚も増えてきて雰囲気が出てくる。最近大増水したと思われる廊下や小滝も見た目ほど難しくはなく、スムーズな遡行が続く。
岩魚の走る畔で一休み
明日の水長沢を考えると今日中には平ケ岳のテン場までは進みたい。源流を詰め最期は根曲がり竹の中を30分程もがいて登山道に出る。18時10分テン場着。
夜になると雨が降り出すが、テントの中は快適だ。2時頃雨にたたかれて目が覚める。激しい雨音に明日の水長沢遡行の中止を決める。朝になり、天候の回復を待つが雨は止まない。
10時30分、テン場を後に登山道を下山開始。14時50分登山口よりデポしておいた自転車で恋ノ岐橋を目指して出発。
ドシャ降りの中16時10分出発地点に戻る。車の中でしばらくボーゼンとしてしまった
中流部の美しい渓相が続く
上流部の廊下
平ケ岳のテン場を出る