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5月21〜23日 飯豊連峰 北股岳周辺 中ノ沢/本石転び沢/北股沢 | ||||||||||||||
5月21日 梅花皮荘より入山。コースタイムによっては飯豊川を遡り御西小屋へと思ったが、小屋利用とはいえ登攀用具一式の装備では登りのタイムもつらい。 13時30分に梅花皮小屋に到着。休憩しながら大日岳を見ると西大日岳までのルートが使えそうだ。ただし飯豊川のゴルジュ帯の様子は分からない。 御西小屋ははあっさり諦めて明日は西大日岳を目指す事にし、梅花皮小屋泊とする。時刻はまだ14時。前から気になっていた本石転び沢の様子を梅花皮岳山頂から偵察。明日の西大日岳のルートもゆっくり観察する。 22日 5時、梅花皮小屋の水場近くから滑降を開始。予定ではスムーズに進行しても12〜13時間の長い行程となる。 中ノ沢を滑降すると、1550M付近で早くも水流が出てきたので板を脱いで左岸を通過。嫌な感じのするなか、なおも下るとついに滝の音が聞こえてきた。1200M二俣の手前で雪が割れ、滝が飛まつをあげている。滝の通過には一時間以上かかりそうだし、飯豊川まで高度差で400Mはあるし・・・(雪面も相当に悪い)。残念だが小屋まで引き返す事に決定。 梅花皮小屋に戻り大休止の後、本石転び沢の滑降を目指して梅花皮岳山頂にむかう。エントリーポイントは狭く、山頂から急峻に切れ落ち、はるか先のカール状の沢筋が収斂しつつ石転び沢出合へと続く明瞭なルートである。 滑り出しの急斜面とベタベタの腐れ雪はかなり手強い。踏むと崩れる上部の雪質も中間部以下は快適なザラメとなり、石転び沢へと滑り込む。 さらに北股沢の滑降を目指し、1450M付近から北股沢源頭をつめるが、あまり記録を見ないルートは心臓によくない。稜線の雪庇を気にしながら一気に1850M支尾根へ上がる。北股沢はクレバスやデブリもなく快適な滑りを楽しめた。再び登った梅花皮小屋からシュプールが良く確認できた。 翌日は強風と靴擦れを理由に予定をキャンセルして石転び沢を梅花皮荘へと下山。当初の予定よりかなりの変更はあったが、刺激と感動の味わえた山行だった。
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