箕輪山より高山と一切経山
鬼面山へ
鬼面山山頂付近
ちゅーちゅーに夢中
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【日程】 8月15日 天候:晴れ
【山域】 箕輪山
【ルート】 横向温泉→箕輪山→鬼面山→横向温泉
【行動時間】 4時間10分 累積標高差約730b
移動距離約7.8`
8時、マウント磐梯近くの駐車ポイントより歩き出す。今回も体調は今一つな感じなので無理のないペースで歩き出す事に。今日も青空で朝から気温は高いが、踏み跡を辿って深く薄暗い林の中に入ると気温は低く清々しい気分。薄暗いのはサングラスのせいもあるのだが、面倒なので外さずに進行。
時期のせいか道は全般に笹がかぶり気味で、手でかき分けながら進む所もある。太いブナの木がある所でスキー場からの登山道と合流。膝に負担が少ない様に歩幅などに気を付けながら歩く。ゆっくりのせいか息も上がらず汗も出ないブナ林の中の快適な登りが続く。
ブナ林を抜けると辺りは笹や灌木が目立つようになるのだが、笹の勢力が強くて足で地形を探る様に進む所もありペースは一段とダウン。いつもの泥道も乾燥気味な割には良く滑るので油断できないし、朝露に濡れた笹で下半身から靴の中まで浸水。ゲレンデを見下ろす辺りまで来ると笹の背も低くなりリズムよく歩ける傾向。
振り返ると大きな青空と吾妻の稜線が印象的だが、飯豊連峰は遠くに霞み確認できない。白い雲が浮かぶ夏山らしい雰囲気を暫し楽しみまた静かに歩き出す。箕輪山から鬼面山方面もまた笹の繁る泥道だし、今日は夏山気分の昼寝付きで行ってみようか。
9時30分、箕輪山山頂。もたついた割には早かったか。大岩の上に腰を下ろして休むと、優しく吹く風が心地よく休みには最適な環境。ゆっくりと行動食を食べてから鬼面山方向へと下り出す。間もなく笹に隠れた泥道の下りとなり、スリップに注意しながら慎重に下降。緩い鞍部を通過して鬼面山への登りは岩を踏むことが多いながもスッキリとした斜面。
鬼面山のピークから少し下って休むことにする。大き目な岩の並びを調整してゴロリと横になると居心地良好で動きたくない気分で、眠気が湧き上がってきた。ふと、指先に何か居るなと思って目を開けると黒い蝶が一匹(蛾?)指を夢中で舐めていた。こっちも暇なのでボーっと見ていたらいつまでも終わりが無い。羽を広げたり、つついたりしても動じないので膝の上に移しても舐めるのに夢中。そんなに美味なのか
立ち上がると飛んで行ったが、暫く周囲を飛び回っていた。予定外にくつろいでしまったが、昼寝付きの山歩きも良いもんだ。旧土湯峠まではハクサンフウロが意外にも見頃で写真を撮ったり鑑賞しつつ進行。道沿いに連なって咲くフウロも峠から少し下ると姿が消えてしまった。後は眼下に見えるホテルを目印に低い草に覆われた道を快適に下るのみ。12時10分、出発地点に戻り。
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