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 2011年 山歩きの記録                        yamayama.s.
 9月25日 鳥海山 (2236b)     

新山直下の千蛇谷

外輪の分岐より大清水へ 奥に七高山

大清水避難小屋

七五三掛付近より新山と千蛇谷

鳥海湖





【日程】 9月25日 天候:晴れ
【山域】 鳥海山
【ルート】 象潟口(鉾立)→新山→大清水→往複
【行動時間】 9時間30分
【データ】 標高差約2810b (GPS表示)
       移動距離約26.5`

 忙しいと言う訳でも無かったのだが、最近は休日が少なくて山に出かける機会も無かった。ようやく日程の目処が付き、独立峰で標高差が楽しめる鳥海山に出かけてみようと思い立った。運動不足の身には負荷が気になるが、鉾立から新山経由の大清水往複で計画してみた。

 7時15分、鉾立口より歩き出す。駐車場が混んでいるなと思ったら今日は日曜日だった。今回象潟口を歩くのは初めて。人気のあるコースだけに登山者は多い。割と楽なコースと思っていてのだが、後から調べたら意外と標高差のあるロングコースだった。奈曽谷と稲倉岳の眺めに期待感もあった。

 緩い登りと道幅のある石畳の歩きが単調。対岸の稲倉岳を見下ろすようになると御浜小屋も近い。小屋前を通過し、鳥海湖を眺めて一息。雲はあるが山頂方向は青空が広がっている。七五三掛から千蛇谷へ降りる。岩道が続くが乾いていてフリクションが心地よい。爆音に振り返ると県警ヘリが七五三掛付近でホバリングしている。雪渓滑りでで怪我をしたスキーヤーの救助活動だったと後から知った。

 神社付近まで来ると僅かだが積雪が見られる。七高山側から巻いて新山のピークを目指してみる。岩場でもあり、所々にある積雪でコースが分かり難いので確認しながら進行。視界が無いと迷いやすいとも聞く。9時30分、新山山頂。狭い山頂には登山者が多数。まだ先の行程が長い事もあり写真だけ撮りすぐに下山を開始。

 千蛇谷を横断して外輪へと上がる。目前の七高山のピークに寄るか迷うが、時間の余裕も少ないので大清水へと向かう事に。外輪上の分岐から下りだす。砂礫の道は部分的に雪が残り不明瞭な雰囲気だが迷うほどでは無い。目指す大清水避難小屋の赤い屋根が小さく確認できる。

 スキーで滑れば数分の唐獅子平避難小屋も歩いて下ればやはり遠い。百宅コースを歩くのも初めて。避難小屋近くの休憩ポイントで腰を下ろしてゆっくりする事に。大清水方向からも幾つか登山者グループが登ってくる。道は湿り気味なのでスリップに注意して歩く。次第に灌木の背が高くなり緑のトンネル状になってくる。真っ直ぐで緩い下り道が長い。

 途中の大倉から見える滝も離れてはいるが涼感がある。ブナ林となると大清水も近い雰囲気。最後に尾根を回りこむような感じで避難小屋の前に出た。大清水山荘前、11時40分。水量豊富な水場の前で休む事にして冷たい水を一浴び。山頂方向は雲に隠れて見えない。

 往路を戻る事にして重い腰を上げる。だいぶ前に痛めた足首が悪くて深くは曲げられないし、お腹もメタボ気味で体が重く体調は今一つ。ゆっくり行っても日没前には戻れると思うので無理の無いペースを心がける。先を行く山菜取り風の夫婦はいつの間にか藪の中に消えていた。

 下りで会った登山者達と再会するも談笑する余裕はお互い無い感じ。唐獅子平避難小屋を通過すると勾配が増してくる。急登では無いが疲れた身には厳しい登りが続く。目の前に、花の時期には良さそうな草原が広がっている。外輪の分岐、14時30分

 風が冷たいので少し下り、行者岳の手前で休む。疲れもあるので岩場等の通過は安全第一を心がける。陽が傾き、午前中に見た山並みとはまた違う眺めを楽しめる。余裕があれば日没の頃も良いとは思うのだが。象潟口のコースは緩斜面と石畳の道なので登りも下りも時間的に差が余り無いと思い、後で確認したら下りの方がいく分時間を要していた。ガイドブックのコースタイム表記も登り下りの差が少ない。

 16時45分、出発地点に戻り。