トップページ 山スキーの記録 山歩きの記録 ときどき日記 プロフィール
 2011年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 1月14日 吾妻連峰 若女下り

西吾妻山のピーク

滑降準備中

尾根コース上部

【日程】 1月14日 天候:曇り
【山域】 吾妻連峰 西吾妻山 (2035b)
【ルート】 天元台→梵天岩→若女平→戻り
【装備】  板:K2ダークサイド174 金具:TLTスピード
      シール:アセンションSTS 靴:スカルパF1
【データ】 下降高度約1100b 移動距離約7.5`
       行動時間2時間25分

 天元台スキー場も順調に積雪が増えて上部では3bを越す積雪がある。リフト上から見るゲレンデの状態は新雪たっぷりで誘惑的だった。途中で何本か遊んで行こうかとも思ったが、若女下りでも雪が深いと時間が掛かる場合があるし早めに帰宅したいので今回は寄り道無し。

 リフトを降り、ゲレンデトップからシールで歩き始める、11時20分。いつものルートで梵天岩方向へと進行。やはりトレースは皆無。樹林帯で風が無いせいか雪質はふわふわとして軽く、膝付近のラッセルの割には負担が少ない。稜線の鞍部付近まで来ると大きなツリーホール等に行く手を阻まれるが、ダークサイドは簡単に突破していく。例えれば突撃重戦車並か

 広い稜線を一登りすると間もなく梵天岩。いつの間にか雲が流れ去り青空が広がってきた。ミニモンスター群の先には西大巓が見える。凍りついたツアー標識から尾根方向へと下り、適当な場所で滑降の準備。12時30分、滑り出す。

 気温は−13度程。いつもの風が無いので温かく感じる。下り出すとまた雲の中。粉雪タップリの尾根を進路に注意しながら滑り下る。ダークサイドの深雪での滑り方のコツも判ってきて、これはこれで楽しい。吾妻で使うには少し太く長いようにも感じる、特に藪気味だと小回りは辛い。

 膝を深めに入れて荷重抜重のメリハリをつけ、山で良く使うテールを支点としたターンは瞬間的に。基本ゲレの圧雪を滑る感覚で、状況に応じて捻りを入れたりカービングで内倒したりと楽しめて乗りがいがある。新板セミファットのBDドリフトとは楽しみ方、乗り方の違いは大きい。

 雪が深いので少し沢方向に寄ってしまうと修正に意外と手こずる。若女平が近くなると傾斜も緩くなり、推進と歩きが入るようになる。この辺りから雪が更に深くなり天候も雪模様。板は雪に潜っていても抵抗軽く前に進むのはさすがにデブ板。助かる。

 若女平を過ぎると板が走り出し快速で下れる。やせ尾根は雪タップリでトレースも無く快適な方。天候の荒れた日が続くと尾根も厳しい表情になるが、最近は穏やかな尾根の時が多いようだ。後は尾根末端から最後まで雪質良く積雪も多く快適々。予定より遅れて車道に出て終了、13時45分