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 2011年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 1月4日 吾妻連峰 西吾妻 若女下り

梵天岩付近より西吾妻山

西吾妻付近より梵天岩方向

登り返しポイント 奥に中吾妻山

若女下り尾根コース上部

【日程】 1月4日 天候:晴れ
【山域】 吾妻連峰 西吾妻山 (2035b)
【ルート】 天元台→西吾妻東斜面1650b→若女下りコース
【装備】  板:BDドリフト166 金具:TLTスピード
      シール:アセンションSTS 靴:スカルパF1
【データ】 下降高度約1500b 移動距離約11.5`
       行動時間3時間50分

 いつもの朝寝坊で予定を変更。リフト利用で登りの少ない若女下りへと出かけてみる事にした。天候は悪くない模様なので、条件が良ければ西吾妻あたりで少し遊んでみようかとは考えていた。リフト券が安くなるサポートクラブの申し込みに時間を取られたり、GPSの調子が悪かったりして出発時間は遅れ気味。

 10時20分、リフトの終点より歩き出す。雪は締まったベースの上に浅く新雪が積っていて、ラッセルも無く歩きやすい。シールの抵抗なのか雪質なのか足の運びが重く感じる。GPSが衛星をなかなか捉える事ができないでいて調整に手間取る。いつものコース取りで広い鞍部に出ると、GPSもようやく現在位置を表示するようになり一安心。

 稜線付近は雲の中で視界は良くない。積雪はスキー場の上部で2bを越えているが、場所によっては意外と少ない所もあるようだ。 それにしても天元台のリフト券をまともな値段で買うと総額で2100円にもなってしまい、リピーター的には×。 梵天岩付近まで来ると青空が見えてきた。風も弱く暖かく感じる。前日の物と思われる登り下りのスキートレースが見られる、入山者は思ったより少ない印象。

 東側から巻き気味に西吾妻のピークへと進行。林立するミニモンスター達の迷路を通り抜け、山頂の東側に出る。平坦な山頂には寄らずに滑降準備。新しい道具にも慣れてきたせいか前回よりもスムーズに準備完了。11時20分、滑り出す。

 今日も早目に下山したいので時間は限られている。中津川へと落ちる沢をルートに時間を見ながら滑り込んでみる予定。上部のオープンは締まっていて思いの他に板が走る雪質。もう少し深いと思っていたが、高度を下げて樹林帯に入っても雪は浅い。まあ、登り返しは楽だろうが。

 適当に滑っていたら予定ルートより大分ずれてしまった。修正しつつ予定の沢形に入る。沢の1650bで沢床の起伏が大きくなりここでストップ、11時40分。穏やか沢の中でお茶を飲みゆっくりする。間もなくシールで歩き出す。ヤマカンで適当に歩いていたら逆方向に進んでいた。ありゃ‥  戻りルートは大きく膨らむライン取りでタイムロス。上部は次第に視界が無くなり風も冷たくなってきた。

 梵天岩と西吾妻の鞍部を抜け予定滑り出しポイントへと。ホワイトアウトに近いのでGPSが頼り。比較的スームーズにミニモンスター地帯を抜け、尾根上で滑降の準備。気温は−10度。シールの貼り付きは頼りなげだが、新しいせいかまだ問題は無い。メーカーは違うが、G3の圧着タイプの新しい糊と感触が似ている気もする。

 13時10分、滑り出す。こちらも同じく新雪は浅く、板が走るのでターンが忙しい。少し下ると夏道の道形が出ている所もあり雪はまだそう多くは無い。所々にブッシュも出ているので気は抜けない。視界は相変わらずで、小まめにGPSで進行方向を確認。若女平も藪気味だが板は走るので見た目ほどには悪くない印象。

 先行者のシュプールを避けるように滑り下る。やせ尾根も固く踏まれてはいるが通過に問題は無し。尾根の末端付近は雪が浅いのか隠れた岩等に軽くヒットする時も。雪質が最後まで軽く全般に板の走りは良かった。14時10分、車道に出て終了。