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 2010年 山歩きの記録                        yamayama.s.
 5月29日 吾妻連峰 ラクダ山と一切経山 (1948b)           

今年1月のラクダ山

不動沢二俣の滑滝上

ラクダ尾根1650b付近

一切経山山頂

五色と家形山

五色沼への下り

【日程】 5月28日 天候:曇り
【山域】 吾妻連峰 一切経山
【ルート】 不動滝駐車場よりラクダ山経由で一切経山へ
【行動時間】 5時間20分
【データ】 登高高度約1250b

 かつては賽河原から不動沢を横断して一切経山へと至る登山道があったようで、エアリアマップや2万5千図には一応登山道の表記はある。今年の一月に不動沢源流部からみたラクダ山の白い尾根が印象的で、次回は無雪期に沢か尾根を辿り一切経山までと考えていた。

 未確認情報だが賽河原から不動沢までは道刈り済との情報も得ていた。確かに賽河原の分岐には道標は無いが、以前から刈払いされた雰囲気はあった。ただし沢筋は硫黄臭の強い箇所もあり、火山性のガスも気になる存在ではある。

 8時、不動滝駐車場より歩き出す。少し湿った感じの森の中の道を暫らくは直線的に登るコース。新緑の森の爽やかな空気が心地よい。道が屈曲して間もなくスカイラインを横断すると緩い登り道が続くようになる。登山道もそうだが付近には廃道になった道が交錯していいる。

 数年前に単独の遭難者が遺体で見つかったのもこの辺りか、合掌。間もなく不動沢登山口からの道と合流。足跡があり、数名の先行者がいる模様。GPSの画面をチェックしながら賽河原へと進行。大きなザックを背負った登山者に追いつくと、KO山荘のOさんだった。

 不動沢まで道の状態を聞いてみると、確かに沢までは仮払いはしてあるが、その先は未整備とか。火山性のガスの問題もあり、尾根も沢も充分注意が必要な事。ついでに、そのような所で遭難しても救助に行く人は居ない事など。なるほど、それで沢までなんだと一応納得。歩きながら先の行程を考える。

 間もなく賽河原の分岐、8時50分。やはり踏み跡は薄いが、低い笹が広がる樹林帯の道は比較的歩きやすい。不意に露岩のあるざれた空間に出ると、何となく硫黄の香りがするような。付近には湯の平と言う地名もある、案外と昔は湯が湧いていたのかもと、想像力も湧いてくる。

 地形が平坦になると樹林帯から抜け出て視界が広がる、と言ってもガスで真っ白。晴れていれば、向かう霜降山方面の尾根の眺めが良い、と思う。所々に目印があるので見落とさないように注意して歩く。下り始めると再度森の中へ。笹の背が高くなり余計に視界が悪い。踏み跡を辿るのも難儀だ。

 傾斜が出てきて涸沢に出た所で踏跡が不明になった。不動沢も近いので涸沢を下降する事に。複数の小さな涸滝は笹と木の枝を利用して通過。9時25分、不動沢二俣。上流と下流に滑滝がある。渡渉地点に迷うがピンポイントのジャンプで難無く通過。もう少し上流に良い下降ポイントがあるのだが。

 残雪を踏み間もなく、目前の目印に誘導されて尾根を目指す。笹から解放されての快適な歩きも尾根上まで、また笹に覆われた踏跡を辿るようになる。倒木の通過等で時おり踏跡を失う時もある。思ったより尾根が広く笹の勢力が強い。緩い鞍部からの登りで岩峰が現れ、その先は浮石の多い足場の悪い尾根だった。

 平坦なピークから先も視界が無いのでGPSが頼り。地形は判っても踏跡は不明。古い目印に注意してゆっくり歩く。朽ちた怪しげな丸太に誘われて尾根を巻くよう進むが、ふと、これはスカイラインへと下るコースかも。進路変更で途中から尾根を目指し藪に突入。笹の中の灌木と蔦が手強い。南会津の激藪程では無いが前進は辛い。とにかく上へ。

 右手に崩壊地がある付近から登りやすくなり、再度岩尾根状になる。笹薮からの解放。一切経山のピークを思わせるような尾根と岩場を通過すると尾根は細くなりもろい崩壊地の際を歩くようになる。視界があれば眺めは良好だろう。頭上を燕が飛ぶ。目の前にはまた藪地帯。

 雪渓があったので利用してみる。雪は硫黄分で変色していた。沢方向は滝の存在が気になるし。すでに登山道も目印も存在の気配は無い。バリエーションとしてなら面白いとは思うが、ガスの存在もあり勧められるコースでは無い。山頂まで標高差100bを切るとようやく藪も終わる。平坦な岩混じりの斜面を進み、行き交う登山者の姿が見えると山頂は間もなく。

 11時40分、一切経山山頂。五色沼方向の雲が切れて視界がある。岩の上に腰を降ろして少しゆっくり。思ったより時間がかかってしまった。コルへと下る道には残雪があり、雪質もあり滑りを楽しめた。大根森付近にも残雪がぼちぼち。

 KO山荘の分岐まで来ると、管理人のOさんが何やら作業中だった。夏冬と道の保守管理も手がける管理人氏には頭が下がる思い。後はいつもの道をいつの様に下り出発地点へと戻った、13時20分