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 2010年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 4月30日 吾妻連峰 西大巓と馬場谷地

ゲレンデトップより磐梯山方向

西大巓の山頂と磐梯山

高曽根山を目印に馬場谷地へ

スキー場付近のブナ林

【日程】 4月30日 天候:晴れ
【山域】 吾妻連峰 西大巓 (1981b)
【ルート】 グランデコ→西大巓→馬場谷地→戻り
【装備】  板:K2 ペイバック146 金具:TLTスピード
      靴:スカルパF1
【データ】 下降高度約1300b 移動距離約17`
       行動時間2時間45分

 予定としては白布峠から西吾妻往複で考えてみたが、西吾妻スカイバレーの開通情報を確認できない(28日開通で夜間通行止め?)事もあり、いつものパターンではあるが確実なグランデコからアプローチしてみる事にした。

 第3クワッド降り場よりシールで歩き出す、10時20分。稜線方向は雲が流れている。スキー場付近は青空が広がりのどかな雰囲気。シャツとフリースでは暑い位だが、上の方は風がある予想なのでしばらくはガマン。雪面も樹林帯の日陰の部分はまだ固く締まっている。いつもの大まかなルーファイで進行。

 ニセピークは軽く巻くつもりが少し失敗で進路を修正。前回の月山では日焼け止めを忘れてしまったので今回は入念にクリームを塗ってみた。これ以上の悪化は避けたい。月山では行動時間が長かったが、全般に抑え目のペースが効果的だったのか筋肉痛とかは無く、標高差的には滑り足りない感はある。

 吾妻の稜線付近の積雪は天元台でも250aの積雪があり十分だが、下の方は雪の後退も大分進んではいる。二十日平も行けそうな気はするが‥ 。磐梯山と西吾妻の姿を眺めながら歩いて山頂へ。11時、西大巓山頂。

 爽やかな風が心地よいピークで一息。中ノ沢を滑り込んでから二十日平へと思ったが、チト心変わり。馬場谷地へと下って見る事にした。その前に中ノ沢の斜面を一滑り。雪面は思った以上にフラットで雪も一定していた。板が短いのでロングは不安定、ここは定番のショートで刻んで樹林の手前でストップ。ショートコースだが状態は良く、それなりに満足。

 板を腰に差してツボで登り返す。再度板を着けて反対側の馬場谷地へと滑り出す、11時30分。どこを滑ってもOKだが今回は県境の北側の斜面を下る。上の方は木が混んでいてターンが忙しい。シラビソの背が高くなると快適なツリーランが楽しめる。雪面は固いのでスピードには注意だが、ガタつく事も無く滑らかな滑走感。

 ツボのトレースが夏道沿いに下っていたが、最後までトレースの主に会う事は無かった。緩斜面になると雪面の汚れが目立つ。板は相変わらず走る。沢の水流が出ている所もある。11時50分、馬場谷地。

 空腹感があるので木陰で食事休憩。西大巓方向へと登り返し、適当な所からデコ平方向へと滑り込んでみる事にする。高度を上げすぎると木が混んでくる。1750b付近を目安にシールで歩き出す。沢形の様子見を兼ねて進路を横に振ってみるが、自然と登りやすい尾根へと寄ってしまう。

 予定通りに1750b地点で滑降準備、12時35分。沢の源流となる谷筋を尾根へと長めのトラバース。広い尾根上は吾妻らしいツリーランを楽しめる。付近は尾根ルートの方が滑りやすい感じはする。ブナ林になるとデコ平も近い。尾根を降り、少し早めにスキー場へと進路を振るが、意外と移動距離がある。この辺でも水流が出ていた。

 第3クワッド乗り場近くに出て、後はゲレンデ滑走を楽しみ下るのみ。ワックスは剥がれてしまったが、傾斜があればそれなりに板は走る。13時5分、駐車場前で終了。