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 2010年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 4月6日 吾妻連峰 西吾妻と中吾妻山

中津川へと

中津川1580b横断ポイント

継森付近から西吾妻方向

広い稜線上の鞍部

中吾妻山のピークは近い

中津川900bの徒渉ポイント

水抜き中

下った支尾根 中吾妻方向

 月山方面のロングコースを予定していたが、二時間弱の睡眠ではやはり起きられない。やる気が今ひとつの今シーズンです。明るくなってからゆっくりと起き出して自宅を出発。第二のプランで裏磐梯のグランデコへと向かう。

 第三リフトは9時からなのでゆっくりと準備は良いのだが、あれ。アウターの上下がゲレ用だった。ゲレ用とは言っても一応は山用のゴア製なのだが、生地が厚くて重いタイプ。山スキーで使用している薄いタイプよりはずっしりと重い。−20度程度なら薄手のアウターで充分か。ゲレ滑走用の道具はしばらく前から板と一緒に車に積み込んだままだった。

 かさばるアウターをザックな中に押し込み収納、替わりに厚手のフリースを着てみる。気温は高いのだが、夕方は雨の予報が出ている。ゴンドラは動かないのでクワッドを乗り継いでゲレンデトップへと移動。リフトを降りて出発の準備。

【日程】 4月6日 天候:曇り
【山域】 吾妻連峰 中吾妻山 (1930b)
【ルート】 グランデコより 西吾妻を経由して中吾妻へ
【装備】  板:K2 ペイバック146 金具:TLTスピード
      靴:スカルパF1
【データ】 下降高度約1500b 移動距離約19`
       行動時間6時間15分

 9時25分、シールで歩き出す。西吾妻を経由して中吾妻からグランデコへと戻る周回コースの予定だが、稜線方向は流れる雲の中だった。風を嫌い、前回と同じく中ノ沢を横断して西吾妻のピークを目指してみる事に。樹林帯の中は穏やかで、柔らかな日差しが暖かく心地よい。ほぼトラバースで良かったのだが、つい高度を上げすぎてしまい、最後はシールで滑って中ノ沢の沢床へと降りた。

 対岸の登りは見た目よりも登りやすく、雪質もあり効率の良いペースで高度を上げる。木々の背が低くなると対岸の西大巓方面が望めるが、ピーク付近は雲の中。時おり微かなスキーのトレースを見る。同じようなラインで山頂方向へと続いているが、前回の自分の物かは不明。

 山頂付近は風が強めでも気温は0度程なのでフリースでも問題は無いが、長居は無用。付近は薄く新雪が積っている。10時25分、西吾妻山山頂。東側へと移動して滑降の準備と思うが、辺りは真っ白。中間部以降の緩斜面と進路の修正を考え、シールで下る事にする。白い斜面を大きくジグを切りながら下る。視界が無い時はシールが滑らない雪質が幸いする。

 少し高度を下げると雲の下に出て視界が得られる。梵天岩から中津川の目標ポイントへのラインへと移動。後は直線的に目標ポイントへと移動するのみ。茫洋とした広大な斜面なだけにライン取りは効率的にしたい。緩い下り斜面を推進と滑りと歩きを交じへて軽快に進行。鞍部方向が目印なのでGPSを見る事も無い。

 沢へと落ちる樹林帯に入ると木の枝にテープが下がっていた。不思議に思い近付いてみると、飛んできたビニール袋の一部だった。中津川1580b、11時5分。開けた沢床は風も無く穏やか。10分休憩です。対岸の斜面は結構急に見えるが問題は無い。尾根に上がると緩斜面となる。1800b小ピークを巻いて中吾妻へと伸びる稜線に出る。

 付近は風とガスで視界は100b程。ラッセルが無い分進行速度は速いのだが、体感的には早い実感は無い。継森から鞍部の下りで進路が乱れた。ここからコンパスも併用する事に。風を避けて東側を歩くが、雪庇もほとんど落ちて雪面も均されているので歩きやすい。次の1933bピークを通過。雪面が穏やかなのでシールの下りもスムーズ。広い鞍部から尾根が狭くなってくると山頂は近い。西側の斜面も少し下の方はスキーで滑るには問題無い程の樹間があった。

 13時、中吾妻山山頂。写真だけ撮り、風と霧を避け、少し下って滑降の準備。このルートは何度か滑っているので、今回は中津川側の斜面よりに下ってみる。上部は木が混んでいる。予定ラインへとトラバース気味に下る。1800bで早くも沢形を確認。GPSが無い時の目印になる沢だ。

 目印の乏しい樹林の広い斜面なのでGPSがあっても油断は出来ない。小まめに現在位置を確認しながら下る。時おり開けた斜面を交じへ、次第に滑りも楽しめるようになる。雪は重くなるが、雪面にはうねりがあるので板を当て込む感じで滑るとターンにも力が要らない。この板はテールに何となく違和感があったが、これはテレマークもOK板のせいかもと最近思う。試しにテレ気味に内足を引いて見ると綺麗にターンできる。深雪の低速ターンで良く使うテク。

 ブナが混じり出すと森も開けてくるが、二次林のような雰囲気はあり木が混んでいる所もある。通過に問題は無い。中津川の斜面へと寄ってみる。出だしは緩く沢へと落ちているが、核心はかなりの悪場になると思う。対岸の二十日平方向の斜面は急峻で雪付きも悪い。何となく見覚えのある尾根を緩く下ると目印の1160b小ピークは目前。

 ここでGPS画面を拡大して慎重に中津川へと下り始める。地図には無い尾根の起伏等があり、横に大きく移動して地形を探る。落ちる沢筋の雪付が良い。尾根は所々雪の付が悪く、笹の上を滑ったりして下降。傾斜もある。上の方からも増水した沢の水音がはっきりと大きい。尾根の下部は滑りやすくなり、快適に段丘まで下降。

 思っていた以上に雪は消えていた。付近にブリッジは無く対岸へと登るにしても傾斜が立ち難しい感じ。少し下ると白いブリッジが見えた。しかしそこまで行くには微妙なへツリがあるし、ブリッジが渡れるかどうかの保障は無い。心の準備はできていた。雨粒がポツリポツリと落ちて来ている。

 沢幅が広く水深の浅そうな所へと移動。板とストックを手に、ブーツのままで沢に入る。思った以上に深く股下まで水に浸かる。流れも速く下流へと強く押されるが、意識的にゆっくりと歩く。ここで泳ぎたくは無い。対岸に渡りブーツを脱いで排水作業。ブーツを脱ぐと足の冷たさも消える。

 シールで段丘上を目指す、14時30分。渡渉に時間がかかってしまった。何とか雪を繋ぎ林道に出る。ここからグランデコまでの歩きも結構ある。汗の出ない程度のペースで歩く。対岸の斜面を見るとほとんど雪は消えかけていて、滑り落ちたのが不思議にも思えた。

 二十日平からスキー場へのコースはほとんど気憶には無い。適当な所から中ノ沢のブリッジを渡りスキー場の作業道に出ると、目の前に遊歩道入り口の案内板があった。後は駐車場まで僅かに歩いて出発地点へと戻った、15時40分