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 2009年 山歩きの記録                        yamayama.s.
 9月27日 経塚山と牛形山分岐 (1372b)     

経塚山より牛形山

経塚山より天竺と東焼石岳

サイの河原より経塚山山頂方向

金明水避難小屋

牛形山分岐から六沢山方向

【日程】 9月27日 天候:曇り
【山域】 焼石連峰 経塚山
【ルート】 夏油温泉より経塚山と牛形山分岐往複
【行動時間】 7時間
【データ】 登高高度約1600b 移動距離約20`

 半日程度の行動時間として、お昼位に下山の条件で考えると山の選択肢は限られてしまう。少し遠いが早朝発で頑張る事にして栗駒山の産女川源流部と紅葉を目当てに出かけて見る事にした(沢歩きではない)。昨年の地震災害の件が少し気になるが復旧工事も進んでいるだろうと自己判断。

 栗駒ダムの手前で災害復旧工事の表示があり、さらに進むとトンネルの出口で道路は封鎖されていた。一旦戻り、岩手側の厳美渓経由で須川温泉口を目指してみるが、R342の電光掲示板には通行止めの表示があった。ナビで付近を検索。夏油温泉から経塚山を越しての東焼石岳往復が面白そうだが、行動時間に余裕が無いのが問題。

 夏油高原スキー場までは結構な距離があった、温泉は更にその先。狭い沢沿いの道の奥にある夏油温泉には意外にも広い駐車場が整備されていた。簡単に準備を済ませて歩き出す、5時50分

 登山口からは途中から牛形山へも行けるし反対側には駒ヶ岳への登山路もあり、残り時間と共に気になる存在。経塚山往復なら余裕はあるが、東焼石岳は厳しいかもしれない。駒と牛形山をダブルで登ると言う選択もあるが‥。取りあえず第一目標は経塚山。

 少し歩くと林道に出る、牛形山への分岐を見送り夏油川へと階段を下る。道を川沿いに進むが地図で見た気憶と少し違う気もする。土砂崩れの跡の先で道は消えていた。地図を見ると沢の100b程上に登山道がある。涸れ沢状を詰めて見るが、上の方は思ったより悪そうだ。往路を戻った方が早いと判断。

 階段を登り分岐まで戻ると、票柱に書かれた牛形山の下には経塚山の表示があった。思い込みでよく見なかった。登山路を行くとまた林道に出た。20分以上ロスしたので先を急ぐ。車が充分通れそうな道だと思っていたら、背後から地元の軽トラがやってきた。見た目はキノコ採り系の感じだ。

 道はやがてゆるく下り沢へと降りて行く。小沢で林道は崩壊していて、車はここまで。その少し先で林道と別れて本流へと小尾根上を僅かに下る。川には立派な鉄製の橋が架かり、橋を渡ると長い登りが始まる、6時50分

 急な斜面だが、道は大きくジグを切ってあるので負担は少なく歩きやすい道。小ピークを巻いて尾根に出るとゆるい登りが続く。御坪の庭付近までくると道には石が目立つようになる。木々の背が低くなってくると見晴らしも良くなるが、流れる雲に視界は今ひとつ。樹林帯を抜けると風が冷たく、半袖Tだと登りでも結構寒い感じ。山頂付近は紅葉が進んでいて鮮やか。流れる雲の切れ間に見るのもいい感じ。

 8時25分、経塚山山頂。牛形山東面の荒々しい山肌に見入る。岩手山と早池峰山の稜線が雲海に浮び眺めが宜しいが、他の方向は白い雲で視界は無いのは残念。風が冷たいので一通りの写真撮影を済ませてから東焼石岳方向へと下り始める。反対側の斜面は露岩もあり雰囲気は変る。サイの河原となる鞍部付近からはまた緩いアップダウウが続く尾根歩き。

 平坦な部分も多く多少の上り下りはあるが総じて快適な道。最近刈払いされたようで、その点はラッキー。天竺山を巻いて金明水へと。道は涸れ沢状の中を辿るようになるが、ミニゴルジュのように深い所があったりして楽しめる。長く感じる涸れ沢歩きの先に避難小屋はあった。9時20分、金明水避難小屋。

 ついでなので中沼へと下る道を5分程辿ってみた。踏まれているので沢の経験者なら問題無い感じがする。立派な小屋前で一息。付近の沢の水流は細い。9時30分で戻る予定なのでもう少し先へ。黄金の草原に誘われるように歩き出す。牛形山分岐と書かれた標柱の前でストップ、9時40分

 予定時刻だ、腰を降ろして休憩タイム。1277bと書かれている、東焼石の手前の六沢山までなら15分位か、出だしのロスタイムが無ければとも思うが。陽射しが出てくると紅葉が一段と映える。しばし観賞。牛形方向の道は藪の中。さて、往路を戻る事にするか。尾根上の各ピークを覆っていた雲も薄くなる傾向。

 再度の経塚山山頂、11時5分。少し遅れ気味だが、腰を降ろしてまた一服。風の冷たさは今はもう感じない。雲間から見える駒ヶ岳も気になる存在。御坪の庭付近で単独女性と男性に会ったが、後は登山者とは出合う事は無かった。橋を渡り林道を歩いていると地元の家族連れが弁当を広げていた。林道はふつうに車で入れそうな気はする。後は順調に下り、爽やかな風が吹き抜ける夏油温泉登山口へと戻った、12時50分