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 2009年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 3月31日 安達太良連峰 箕輪山と鉄山  

箕輪山北東斜面

鉄山避難小屋と磐梯山

東鴉川源流 鉄山北斜面の滑り出し

鉄山の北面 シュプールも写ってはいるが

箕輪山北東斜面へ 奥に鬼面山

斜面の中間部 左奥が山頂

 安達太良の山スキーコースと言うと藪と緩斜面と固雪のイメージがあるが、沢の源流部を滑り繋ぐと結構面白いラインを描けると考える。周回コースとして、高森川から東鴉川、西鴉川と鉄山の各源流部、最後に迷沢を下って箕輪スキー場へ戻る周回コース。早い時期だと氷化した緩急斜面への対応も必要となり、適期は案外と遅く短い。三月でも稜線の固い雪と強風に計画の変更を余儀なくされた事もあった。

 今回、雪質を含めた条件は良かったのだが、時間的な融通が利かずに周回コースは辿れなかったのが残念だった。それでも西と東の鴉川源流部を滑り繋ぐだけでも満足度は高いと言える。

【日程】 3月31日 天候:晴れ
【山域】 安達太良連峰 箕輪山
【ルート】 旧国道→箕輪山→鉄山→箕輪山→戻り
【装備】 板:BDリリック163 金具:TLTスピード
      靴:TLT4PROツアーライトテック
【データ】 滑降高度約1000b 移動距離約7`
       行動時間3時間5分

 旧国道の空スペースに車を停め、車道と西鴉川が出合う地点からシールで歩き出す、11時5分。03年に滑って以来の再訪となるが、前回同様に風は無く穏やかな源流部。登りやすい左岸の沢形をルートに詰める。最近のものと思われる三本のボードのシュプールがあったが、これは稜線の肩からのエントリーだった。

 固雪の上に新雪が薄く積もりシールの利きは良好で、割とスムーズに歩ける。扇形の白く広大な斜面の上部に亀裂または破断面らしき物がいくつか確認でき、雪庇崩落による小規模なデブリもある。灌木が疎らな右手の斜面の際をシールで登りきって稜線上に出る。ラッセルと雪質次第ではシールで登れない事もあるが、今回はラッキーだった。

 稜線上の雪に埋まりきらないブッシュ達と、固い雪質は歩きにくい。クトーを付けるのも面倒と、滑るシールと格闘しながら山頂へ。デコボコの固雪斜面の歩きが結構長い。先行するツボ足の登山者が見える。箕輪の山頂に興味は無いので、緩いピーク付近を通過して東鴉川へのエントリー適地へと移動。少し下った辺りでシールを剥がして滑降の準備。

 12時20分、滑り出す。この斜面も何度か滑っている、広い中斜面が心地よく雪質も下るにつれて緩んできて快適。ミドルターンで滑れば標高差200b弱はほんの一滑り。これから滑る予定の鉄山北斜面が良く見える。ボトムまでは落ちずに早めにトラーバースして小尾根の上でストップ、1520b地点。

 小尾根から沢筋を詰め、雪庇の横に出て稜線へ。クトーが曲がりそうな雰囲気の固い雪をやんわりと踏みしめエントリーポイントへと移動。時間も気になるので、目の前の鉄山山頂はパス。山頂付近の緩く落ちる斜面からは直下が見えずに目指すラインが判らない。今回はGPSにポイントを打って来なかったので自分の目で探るしかない。シールで少し下ってみる。クトー付きでも滑るが、固い雪に出合うと急ブレーキで、おっとと。おおよそのポイントで見当を付けて滑降準備。

 13時5分、滑り出す。珍しく前の金具に雪が詰まり装着に時間が掛かってしまった。滑り出しの斜面はアイス気味なので、少し気合を入れて行く。横に逃げてからターンを開始、思ったより高度差のあるターンとなってしまう。中間部からはデブリで荒れた固雪の斜面となり横滑りで落ちる。最後は見た目真っ白な重い新雪の上を滑りボトムへと。1480b、夏道の辺りで終了、13時20分

 山頂から右手に白く落ちるラインを考えていたが、一つ隣のラインを滑ってしまった。雪はそちらのほうが良かったが、まあ似ようなもんでしょう。稜線上は風が冷たかったが沢の中は陽射しが柔らかく心地よい、暫らく休憩しよう。もう一滑り楽しむ事にして箕輪山へとシールで登り返す。

 山頂を巻くようにして歩き、雪庇ができ始まる付近で滑降の準備。緩い雪庇の窪みで板を付けようとしたら、突然足元が崩れて後ろに引っくり返ってしまった。人の背丈程の亀裂の上にいたのが判らなかった。白い稜線を見せる吾妻安達太良とは対照的に、低く黒く連なる阿武隈山地の山並の眺め。14時、滑り出す。

 箕輪山北東斜面は二度目なのでそれ程緊張感は無いが、雪質が少し気になる。大部分は薄く新雪が乗っているが、雪付が悪かったり小規模に雪崩れていたして氷化した所もある。固い所は横に逃げたりしながら下降。雪庇の下をルートに下り、広大な斜面が見渡せる所からホールラインに落ちる。とは言っても重い雪質もありシュテムターンでゆっくりと。

 この手の板は固い雪にはエッジが甘く、テールに強く荷重すると板が大きくしなるのが判る。加速は良いが止まる方は心許ない、道具は仕方ないので安全滑降で行きましょう。周囲の景観を楽しみながら下り、往路のトレースに合流。後は狭い沢筋を下ると間もなく滑降も終盤。車道に出て終了、14時10分