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 2009年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 3月8日 栂峰と飯森山 

1480ピークより 栂峰

栂峰直下より 飯森山

大桧沢源流

飯森山より 鉢伏山

飯森山 山頂稜線

大桧沢二俣方向 登りのトレースが見える

県境1490ピークより 飯森山

玉庭より 栂峰

 栂峰と飯森山は山スキーの対象として気になる存在だが、いざ出かけるとなると優先順位的には低く、近くて遠い山だった。今回、初めての山なのでツアーコースを辿って栂峰を目指し、現場の条件次第では沢を利用しての飯森山往複もと考えていた。

【日程】 3月8日 天候晴れ
【山域】 飯森山 (1595b)
【ルート】 小屋→栂峰→大桧沢→飯森山→戻り
【装備】 板:BDリリック163 金具:TLTスピード
      靴:TLT4PROツアーライトテック
【データ】 登高高度約1500b
       行動時間8時間45分 移動距離約22`

 少し寝坊した上に準備不足もあり自宅発は予定より2時間程遅れてしまった。起きてからGPSのルート作成等をしていた、山をなめるなよって。小屋に着くと最終の民家前で除雪は終わっていた、標高450b付近。もう少し奥まで入れると思っていたのだが。関東ナンバーの車が一台停まっている、テン泊での山スキーかな。

 8時、シールで歩き出す。固いモナカの上に新雪が薄く積もっていて歩きやすいが、前日の先行者のトレースは固くなりデコボコして歩き難い。トレースの主はミニスキーのようだ。この先登山口までの林道歩きが長い。気温は−2度でも風が無いので汗が出る。道形は明確で迷う事も無いが、部分的に水流で雪が切れている所もあった。迂回すれば板を脱がずに通過は可能。

 9時20分、登山口。沢が出ていたので、砂防ダム下のブリッジを渡り対岸へ。杉林の中の小尾根に取り付き、前日のトレースを辿る。急な斜面でもシールのグリップは良く登高は順調。板がほとんど沈まないのでクライムサポートの出番は無い。杉林から抜け出すと展望が得られようになり気分もスッキリ、新雪も幾分深くなる。1100bの細長い尾根に乗ると先行者がテントの撤収作業をしていた。栂峰を往複してこれから下山とか、はるか東京からの山スキー行。

 スキーのトレースを辿るのは暫らくぶり、山頂まで10分は違うだろう。しかし既に尾根上には二本のシュプールが刻まれている、おしい事に。尾根から沢に落ちる斜面はまばらなブナ林帯が広がり、絶好のスキー向きの斜面を見せる。尾根上の大小のコブは下りを考えながら巻いたりしてみる。地図上の神社マークがある1480ピークに出ると第一目標の栂峰は目の前に大き見える。

 右の尾根か左の尾根か少し迷いGPSで確認。半信半疑でトレースを追い、シールで鞍部へと下る。軽く新雪が積もり下りは快適そのもの。広い斜面を緩く登り、やがて平坦になるとそこは栂峰のピークだった。12時10分、栂峰山頂。思ったより飯森山が遠く感じるが、とりあえず大桧沢1350b二俣に滑りこんで見る事にする。その前に展望を楽しみ一休みです。大峠トンネル方向からは県境尾根を辿り往複したと思われる真新しいスキーのトレースがあった。

 平らな山頂を後に少し下ると、どこでも滑れる小広い尾根が沢へと落ちていた。少し重めの雪も気にならない、快適至極。200b程の滑降を楽しみ、最後は慎重に二俣となる沢床に降りる。12時30分、二俣。思ったよりも谷はV字状で微妙な雰囲気だったが、様子を見ながら遡行してみる事に。この沢は大きな滝などは無く、水量も少ないはずだが。高曇りの天気のせいもあり、谷筋は真っ白で見の前のギャップが判らない、一種のホワイトアウト状態には目まいがする。沢筋には思いもつかない様な新鮮な変化がある、わくわく感。

 マヨネーズ沢をゆるく登り、次第に傾斜が立ってくると部分的に雪も固くなる。源頭部の急斜面はスキーでは無理なので左岸の尾根上を目指す。障害もなく尾根に上がると飯森山頂は目前。固雪を避けて回り込むように山頂へ。13時35分、飯森山山頂。眺めは最高だが雲で遠望は効かない、この山域だけが晴れているようだ。気温は2度で風は冷たいが、汗をかいた体には心地よい。

 沢に落ちる幾つもの急峻なスラブの斜面は素晴らしい、それ専門に滑っていたのでは命が幾つあっても足りない。自戒。単独のツボのトレースが鉢伏山の方から往複していた。時間が気になるので急いで滑降準備。尾根を辿るか沢を戻るか迷う所だが、滑りの多い往路を戻る事にする。尾根の状態も目視の範囲では快適そうだ、が。

 沢への入り口は今回のハイライト、部分的な急斜面とスピードに乗ったターンに自画自賛。酔いしれてしまう。傾斜の落ちた沢をスピードに乗って下り、高度を落とさないように左岸をトラバースしながら登り返しのポイントへと近道。頭上のリッジに大きな雪庇を見せる支沢でストップ。シールで予定の尾根に取り付くがジグを切っての登高を受けつけない雪質には降参。

 気は進まないが、尾根方向へと屈曲して延びる狭い沢筋を詰めてみる。雪庇の崩落痕が散らばる狭い沢を静かに歩く。沢が屈曲すると一気に谷は開け、左岸のブナ林と右岸の連続する尾根の雪庇の対比が印象的。やがて沢形は消える。広く緩い尾根に上がると先ほどの神社がある1480bピークは目の前。朝日連峰が白く連なり飯豊も大きく見える、暫し観賞タイム。今日はコンビニによるタイミングを逃してしまい、自宅から持ってきた貴重な食料であるパン一個をかじる。空腹感が意外と無く、ザックの中のウィダーはまだ健在。後は下るだけなので日暮れ前には下山できそうだ。1480bピークでシールを剥がして滑り出す、14時45分

 先行者のシュプールを避け、尾根を少し外したりしながら快適に高度を下げる。尾根のコースなので幾分アップダウンがあり、一気にと言う訳には行かない。下部の杉林の中はやはり雪質が悪く、横滑りを交えてゆっくりペースで下降。雪も次第に重くなる。最後は登りに使った尾根をさけて沢状を下り登山口へ。15時30分、登山口を通過。

 林道滑走が長いので、ストックを伸ばし靴のバックルも緩くする。推進と単調な歩きが長いが、板の滑りは悪くないのが救い。神社の前を通過すると終点は近い、はず。16時20分、出発地点に戻り。