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 2009年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 2月7日 吾妻連峰 大滝沢と中津川源流 

大滝沢支流 1840b付近

谷が深くなってきた 久蔵森が見える

大滝沢1650b付近 沢床に穴が開いている

中津川1600b 奥に西吾妻のピーク

中津川源流1750b付近 東大巓方向

西吾妻 梵天岩下より


 昨年、大滝沢を辿り稜線を目指していた時、狭い谷筋から合流する支流があった。支流側の遡行を試みたが、勾配と谷の深さ、先の行程等も考え、入り口の途中で本流へと引き返した事があった。そこで今回は稜線から滑り下る計画なので、滝等で行き詰まる以外は問題無いとは思う。吾妻では少ない、ちょっと面白そうな沢に期待感はある。

【日程】 2月7日 天候:晴れ
【山域】 東大巓 (1927b)
【ルート】 天元台→東大巓→大滝沢→中津川→若女下り
【装備】 板:BDリリック163 金具:TLTスピード
      靴:TLT4PROツアーライトテック
【データ】 滑降高度約2000b 登り約1060b
       行動時間7時間 移動距離約20`

 自宅でゆっくりしたせいか、気がつくと天元台のゴンドラ駅に着いたのはチト遅めな時間帯。ピストン運行のゴンドラに乗りゲレンデへ。青空が見えても風があり、稜線は雲に隠れている。予定のルートとして、東大巓から大滝沢の支流を下り、さらに東大巓へと上り返して中津川へと下り若女下りコースで戻る予定。

 9時35分、ゲレンデトップからシールで歩き出す。かもしか展望台方向へと深いトレースが出来ていたので、こちらを利用する。北側の斜面は荒れ気味なので、どちらから中大巓を巻いても大差は無い、はず。朝起きた時から寒気がして体調は良くない、そのせいか実際の気温よりも寒く感じるのはラッセルが無いせいか、緩い登りのせいか。

 中大巓をまいて人形石を通過。視界は100b程で西風が強い。GPSで小まめに進路をチェックしながら緩く鞍部へと下るが、モナカ雪の表面はバリバリで、板が流れてコントロールが難しい。下降には思いの外に手間取る。東大巓へと緩く登り始めると雲が切れて視界が広がり始めた。11時、平らでどこが山頂だか判らない東大巓山頂付近を通過。
藤十郎 東大巓

 ピークからシールで下り、1850b付近のツリーホールで滑降の準備。滑り出しは小さなボール状の地形、さらに快適な樹林の中を通過すると明確な沢筋が出てくる。思ったより急な感じの沢を降りていく。両岸も結構立っているので逃げ場は少ない感じで、巻くなら右岸かな。次第に沢は深くなり穴もあるので、両岸の雪壁に逃げながら、小巻を交えて沢芯を外してみる。日が当らないせいか気温は−10度程。

 補助ロープ30bは重い事もあり持参しなかったのは甘かったかもしれない。ぐんぐんと高度を下げる。雪が安定していたので沢床に降りたのは本流との合流ポイント近く。やがて本流と思われる沢と合流、しかし雰囲気がそれらしく無い。もう少し下り、GPSで確認するとやはり本流の中に居た。前回よりも積雪が少ないせいか雰囲気も少し違う。沢床には岩や穴があり、水流も見える1500b地点、11時45分。陽射しがあり気温は−3度と暖か。

 10分休憩してシールを貼る。ラッセルは浅いが雪は重く、遅めなペースで東大巓を目指す。この先はそう急ぐ事もない。思ったとおり、大滝沢支流は短いながらも面白い沢だと思う、沢の余韻を味わいながら本流の沢を詰めて行く。稜線の雪庇が見え、樹林帯を抜け出すと風が強く雪面は固い。東大巓のピークを巻き、中津川へと滑り込むポイントまでシールで移動。

 少し下り、モンスター地帯に入ると風は穏やか。13時15分、中津川1600b地点目指して滑り出す。始めはトラバース気味に下り、ラインに乗ってから沢へと滑り落ちる。所々に開けたスペースもあり雰囲気は良い。大きく見える西吾妻が次第に高くなる。吾妻は、稜線から1600b付近まではスキー向きな斜面が多く、この付近もやはり快適。ヤケノママが近くに見える。

 沢筋に降りて少し下ると二俣に出合う。中津川との合流地点かと思い板を外すが、良く見ると雰囲気が違う。白い谷筋が深いし沢床には大穴が。GPSを良く確認すると、中津川は直線で200b程先だった。歩きと推進で軽く巻いたりしながらも進行はスムーズ。やがて中津川に出合う。西吾妻のピークが見える沢の雰囲気は良く、風は無く穏やか。中津川との合流地点1600bで一休み、13時50分

 効率的なラインでは無いが、沢筋を辿って見る事にする。沢から沢へと、スキーツアーと言うよりも山旅と言った感じかも。深い穴が散見されが通過に問題は無い。板が走ってくれれば沢を下るのも良いのだが。沢から抜けるポイントは多い。次第に沢が開けてきて、振り返ると東大巓に続く稜線が雪煙に霞んでいる。15時、1840bで沢形が消え、梵天岩方向へと雪原を進む。

 雪と風の鞍部を通過。天候が穏やかなら小和須知沢を下る考えもあったが、冷たい風を避けて尾根の樹林帯へと逃げるのが現実的判断。いつものポイント付近で滑降の準備。15時50分、滑り出す。気温は−11度。今日は結構な人数がツアーコースを下っているはずだが、尾根上部には不思議とシュプールが無い。順調に高度を下げると多数のシュプールが交錯するようになる。

 樹林帯の雪は深くは無いが軽い雪質で板が走る。若女平付近も充分に踏まれていたので軽い推進で通過できた。こぶ尾根となったやせ尾根を下り、最後の尾根末端も圧雪通路状態。最初に降りた人は良かったでしょうが。車道に出て板を外した、16時35分

 時間は遅いが、高湯の温泉にでも入って帰るとしよう。