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 2008年 山スキーの記録                       yamayama.s.
 11月22日 姥ヶ岳 (1669b)  

月山壮付近で

姥沢の駐車場より山頂方向

リフト終点

リフト下

姥沢方向

 一気に積雪が増え、スキー場が急遽オープンするとの情報もあった。スキー場で初滑りも良いが、月山方面も雪の状態は良さそうな雰囲気はある。時期的に月山山頂は条件が厳しいが、姥ヶ岳周辺の斜面を状況を見ながら滑って見る事にした。

【日程】 11月22日 天候:雪
【山域】 月山 姥ヶ岳
【ルート】 志津より山頂を往複
【装備】 板:BDリリック163 金具:TLTスピード
      靴:TLT4PROツアーライトテック
【データ】 滑降高度約940b 移動距離約12.5`
       行動時間4時間25分

 予定より2時間程朝寝坊をしてしまった。予定の変更も考えながら登山口となる志津へと向かう。とは言っても、そこは積雪や天候等の条件次第だが。志津の先の分岐まで道は除雪してあったが、付近では土木工事中と言うこともあり、いつもの駐車ポイントまで戻って出発の準備。

 9時、シールで歩き出す。シールの張り付きが思いのほかに弱く、出発前に手間取ってしまった。現状は問題無し。気温は−1度で、除雪した道の雪は帰りには溶けてしまうかも。間もなく除雪終了地点となり、姥沢へと伸びる明瞭な道形を暫らくは忠実に辿る事になる。積雪はあっても予想外に浅いラッセルとなる。気温と風のせいか雪の抵抗が重く、足の運びも心持重い感触。スノーシューと思われる微かなトレースもいつの間にか消えてしまった。

 姥沢方向は流れる雲の中、時おり雲の切れ間から青空が見える。なぜか青い雲が白い空を流れて行くように見える。今回はコース取りを少し変更、車道を外側からショートカットする感じで行こうかと考えた。積雪は多くは無いので下枝が気になったが、雪が締まっている事もあり、道を外れてカットしても思いのほかにスムーズに処理できた。

 雪面が波打つ金山平から道形に出ると姥沢は近い。姥沢付近から風が強くなり、時おり地吹雪になる。ルートは沢を詰めるかリフト沿いに登るか迷う所だが、リフト下の条件が良さそうなので迷う事の無いリフト下へと進行。登り出しの急な所は緩くジグを切りながら進む。大きく進路を振ると下枝につかまってしまう。雪質に気を付けて静かに歩きます。埋まったら誰も助けてはくれない。

 リフトの終点を通過。視界は100b程だが、辺りは真っ白で目印がほとんど無くてホワイトアウトに近い。姥ヶ岳山頂は見えないが、GPSを頼りに目指してみる。行ける所まで。ときおり黒い露岩が現れるとほっとする。傾斜と積雪が少なくなり、笹が現れた所で板をデポする事に。風が強くてスキー歩行は無理があるし。

 つぼ足はヅボるのでやっぱり歩きにくい。風とラッセルに難儀しながら緩い斜面を詰めて行く。GPSでは山頂は目前なのに、遠い。ほぼ平坦となり、ここをピークとして戻る事にしてGPSにポイントを打つ、12時10分。写真撮っても辺りは真っ白なので記念写真は無し。さっさと戻ろう。

 下り出して間もなくの事、突然体が浮いた。腹から締まった雪面に落ち、バウンドして半回転。数メートルの落差か、こんな所に雪庇があるなんてオカシイ。トラバースして弱点を探すが傾斜は次第に立ってくるばかり。雪を手で崩して強行突破。山頂付近、GPS画面は風雪で見にくい。ウェエストバッグの中にある予備のコンパスを探るが凍えた手と手袋では困難。

 コンパスは諦め、画面を拡大して少し動いて見ると何と無く概要が掴めてくる。半信半疑のままGPSを頼りに往路を下るが、トレースは消えている。デポしたスキーを回収できないとまずい。慎重に戻り、無事に板を発見。さっそくシールを剥がして滑降の準備。12時30分、滑り出す。歩くのとたいして変らない速度でゆっくりと横滑りで下降。リフト終点まで来ると真っ白な世界ともさらば。

 リフトの下を滑る。適度に締まった雪質と傾斜もあり、板が走るのが嬉しい。板のしなり感と浅いショートターンが絶妙。天国。雪の抵抗があり、ある程度以上はスピードが出にくいので安心感がある。快適な斜面はあっと言う間。姥沢の緩斜面を漕いで漕いで通過。いつもの電線下が見た目に良さそうなので行ってみた。こちらも快適で道形に出合う終点まで滑る。初滑りにしては快心の滑りを楽しめた、ラッキー。

 緩い道形を推進を交えて下り、除雪終了地点で板を脱いだ、13時15分。後は10分程車道を歩いて出発地点へと戻り。



 【姥ヶ岳山頂での迷走】
 ポイントを打ってから右上に進行してしまい、落下した。
その後の迷走の軌跡はご覧の通りで、再度雪庇付近を
通過している。当時、現場では半分も状況を把握しては
いなかったように思う。